広さ約600平方メートルの東京国立博物館のミュージアムショップ。ダークブラウンを基調にしたシックな内装だ=東京都台東区の東京国立博物館で2009年5月12日午後2時38分、高橋咲子撮影 美術館・博物館に併設されているミュージアムショップ。「売店」のイメージは過去のこと。特に“和系”美術館で進化がめざましく、展示室とは違った楽しみをもたらしてくれる。【高橋咲子】 東京・六本木の東京ミッドタウン。インテリアショップが並ぶ一角にサントリー美術館はある。ふんだんに使われた木、間接照明……周囲の店舗にひけをとらない雰囲気だ。 同館は日本の古美術を中心に所蔵。ショップでは伝統と現代の美の融合をテーマに、オリジナルの文房具類や、各地の職人が手がけた工芸品などを扱う。人気商品は、きり箱に入った色鉛筆(3600円)。通常の色鉛筆とは異なり、日本画に用いる岩絵の具の色調をベースにしているのが珍しい。 価格は全