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ブックマーク / homepage3.nifty.com (2)

  • 「さざれ石」 は比喩ではなかった

    かなり以前、ラジオを聴いていたら、世界各国の国歌を英訳しているという人が登場した。どこの国の人だかは忘れてしまったが、多分西欧の人だったと思う。彼は、もちろん 『君が代』 も英訳していた。それによると、「君」 というのは当然にも天皇のことだから、出だしは "Emperor's ruling age" だったと思う。何しろ、録音をしておいたわけでもないし、インターネットで検索しても出てこないので、うろ覚えで書くしかないのが残念だ。とにかく、妙にリベラルぶった戯言を言わず、「君」 が天皇であると言い切っているのは評価できる。問題は 「さざれ石の巌となりて」 の部分である。彼は、この部分は直訳できないと主張するのである。西欧人は論理的思考をするから、大きな岩が崩壊して小さな石になることはあっても、「小さな石が巌のように大きくなるわけがない」 と考えざるを得ず、そうした矛盾は耐え難いと言う

    snowdrop386
    snowdrop386 2012/01/02
    永遠性の比喩となっているかどうか考えてみると、時間の経過により侵食して小さくなるよりも、結合していくことで大きな巌となっていくほうが時間がかかるから、より永遠性が表現されてると思ってたなあ。
  • 1978年論ノート05

    ■星新一が新井素子の中に見出したものは、何だったのか 78年は、新井素子が格的に活躍を開始した年です。 右の写真は、この年に発売された新井素子の最初の単行です。 新井素子の登場と、その受け入れられ方というのは、現在から振り返ってみると時代の節目となる大きな事件でした。 当時の私はそんなことを思いもせずに、無邪気に同世代作家の書いた小説を読んで喜んでいましたが、今にして思うと、ここでもはっきりと何かが変わっていたのです。 新井素子はSF専門誌「奇想天外」の新人賞で佳作をとり、78年2月号でデビューしました。この号が発売されたのは77年12月のクリスマス頃だったと思いますから、デビューは正確には77年ということになります。同時に佳作をとってデビューした5人の中には山弘などもいます。 この時にSFファンの間で話題になったのは、同じ号に掲載された選考座談会の内容でした。選考委員は星新

    snowdrop386
    snowdrop386 2010/10/03
    「新しい芸術家」は最後に老害化するっていうのはよくある話だけど、星新一は最後まで星新一だった。そこが一番すごいなと思いますね。
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