将棋の第52期新人王、伊藤匠四段(19)が挑む、タイトルホルダーとの恒例の記念対局(非公式戦)は、史上最年少で四冠となった藤井聡太竜王(19)との屈指の好カードとなりました。両者は非公式戦ながら初対局。13日に東京都渋谷区の将棋会館でおこなわれました。この観戦記は「しんぶん赤旗」日刊紙の来年1月1日付から11日付まで掲載予定です。 伊藤新人王は現役最年少棋士。記念対局は最も若い2人の対決となりました。インターネットテレビのABEMA(アベマ)でのチーム対抗戦で、伊藤新人王は、リーダーの藤井竜王の指名を受けて同じチームとなり、優勝しています。伊藤新人王はその経験で成長できたと話しています。 藤井竜王が新人王となったのは、2018年第49期のこと。それから3年、今年は棋聖と王位を防衛、新たに叡王と竜王を奪取し、現役棋士の序列1位となり、文字通り将棋界の第一人者となり、早くも新人王に胸を貸す立場