みどり市大間々町の小堀春三(はるみ)さん(77)、とよ子さん(79)夫婦宅から行方不明となったセキセイインコ「ピーコ」が、10日ぶりに戻った。夫婦宅の電話番号を覚えていたことから、見つけた女性が連絡した。自宅に戻ったピーコは夫婦の間を「じいちゃん」「ばあちゃん」と話しながら飛び回り、2人を喜ばせている。 夫婦は今春、知人からインコを譲り受けた。子どもたちも独立し2人きりの生活に新たな家族ができたと、家の中で愛情込めて育てていた。ピーコはわずか半年で、夫婦の名前を呼んだり、自分の名前の「ピーコ」のほか電話番号も覚えた。 しかし今月3日の午後5時ごろ、ピーコが肩に乗っていることに気付かず春三さんが玄関から庭の手入れに出たとき、突然飛び立ってしまった。夫婦で付近を探し回ったが見つからなかった。「もうだめか」「二度と会うことはできないのか」。すっかり肩を落とし、2人は数日間、会話もできないほど