『とらわれない発想法 あなたの中に眠っているアイデアが目を覚ます』(前刀禎明著、日本実業出版社)の著者は自らの歩んできた道について、「組織人としても幸福だった」と記しています。 勢いがあったころのソニーを辞め、コンサルティング会社のベイン・アンド・カンパニーに転職。その後、ウォルト・ディズニー、AOLを経てライブドアを創業。さらにはスティーブ・ジョブズと出会ってアップルに入社し、日本市場でアップルを復活させたというのですから、たしかに華々しいキャリアです。そして、常にアグレッシブな社風の企業に身を置いてきた結果、その内部でいかに自己を形成すべきか、身をもって知ったのだといいます。 仕事の上での自分らしさの追求のためにはなにが必要か? それは仕事でも自分自身が主体となって、「感じ・考え・動く」こと。真の意味で、仕事で自己実現を図るのです。自分らしく生きる、その器として仕事があるべきなのです。