1. 商談の始まりは「いまここ」の1秒に集中ビジネスシーンでのコミュニケーションにおけるもっとも重要なポイントは、会話の始まりの「いまここ」の1秒に集中すること。 ・目の前にいるお客さんは、何を求めて、ここに来たのか ・商談相手は、何がしたくて、何をしたくなくて、ここにいるのか ・ミスをした後輩は、どういう気もちで報告にやってきたのか ・不機嫌そうな顔をしている上司にどう接すれば、こちらの提案に乗ってくれるのか (60ページより) このように、会話が始まる直前にほんの1秒だけ、相手の立場から「いまここ」を眺めてみることが大切だというのです。それだけで、コミュニケーションの仕方にポジティブな変化が生じ始めるのだといいます。 具体的には「私が」「こちらが」「当社が」と、こちらがしたいことを優先した会話の始め方が減り、「どうされましたか?」「お困りのことはありますか?」など、“相手を気遣うことば