明るい? それとも味気ない? JR西日本岡山支社管内で、柑橘類を思わせる黄色に列車を塗り替える作業が進んでいる。経費削減策の一環で、今年から8年かけて単色に統一していくが、快速サンライナーなど“ご当地デザイン”が消えるため、利用客からは「多彩さがなくなる」と惜しむ声も上がっている。 塗り替えは京阪神の都市部を除くJR西のローカル線が対象で、地域ごとの統一カラーにする。中国地方の電車は瀬戸内海に反射する陽光をイメージした「濃い黄」。吉備線などのディーゼル車は朱色になる。同支社管内では約260両のうち、既に11両が塗装を終えた。 「明るい黄色は素敵。でも全部同じというのは寂しい気も…」と岡山駅を利用していた逢沢美保子さん(71)=赤磐市。 デザインは従来、各支社が決めており、白地に暖色のグラデーションライン入りの山陽線・サンライナーやマスカット色の103系は同支社オリジナルカラー。だが、今後は