業務への影響の有無にかかわらず、普段どれだけ「勉強」しているだろうか。資格の取得に向けた勉強や自己研鑽のための勉強など、その種類はさまざまあるが、実のところ、日本人は諸外国の人に比べて圧倒的に勉強時間が短いのだという。 こうした状況の中で、「日本人の勉強時間がなぜ短いのか」「企業が組織開発としてどのように社員の『学び』と向き合えばよいのか」について、パーソルイノベーションで「学びのコーチ」事業に携わる柿内秀賢氏に聞いてみた。 パーソルイノベーション ラーニング領域 ラーニング事業開発室 室長 柿内秀賢氏 圧倒的に勉強しない日本人 パーソル総研がAPAC(アジア太平洋)地域の各国を対象に実施した調査では、「自分の成長を目的として行っている勤務先以外での学習や自己啓発活動」が0個である、つまり、勤務先以外での勉強をしていない人は、日本人では約46.3%にも上る。 勉強をしていない人の割合が比較