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ブックマーク / okemos.hatenablog.com (3)

  • 教育におけるインセンティブ、あるいは勉強ワイロ - P.E.S.

    アメリカのタイム誌に掲載された教育についての実験のレポートです。実験内容は、子供に勉強したら金やんぞ!と言ってみて、それでどれだけ学習するか見てみよう!というものです。さてここまで読んだだけで反射的に反感を持った人もいると思いますが、まあ判断は読んでからしてみてください。 ただ事前にいくつか言っておきますと、この実験の目的は教育におけるインセンティブの活用を理解することです。お金以外でも教育においては、成績評価は勿論、褒め言葉、賞状、賞品、なんらかの罰、さらには将来の就職・進学可能性など様々なインセンティブが使われています。勿論、理想としてはそういった外部のインセンティブによってではなく、子供達が自分自身望んで学習するようになるのが望ましいわけですが、まあ、子供は現実世界に生きてます。では、外的なインセンティブを使うとして、どこにどう使うべきなのか?この実験はその点についてある程度の答え、

    教育におけるインセンティブ、あるいは勉強ワイロ - P.E.S.
  • P.E.S.

    論文をちゃんと読んで少しは研究をしてみようと思い立ったので*1、Economics Letters の短い論文(3ページ)をリハビリで読んでみた。 "The Inefficiency of Bitcoin", Andrew Urquhart, Economics Letters, Nov. 2016, Vol.148, pp.80-82. www.sciencedirect.com ビットコインが効率的市場仮説(の弱いバージョン)の意味で効率的かどうかについてテストを行った論文。もう5年以上前の論文なのでテストされている期間は2010年8月から2016年7月までの6年間。この期間についてビットコインの収益率のデータが効率的市場を満たすかどうかについて、収益率が自己相関していないどうかで6つのテストを行っている。その結果は、全期間については自己相関あり、つまりビットコインは非効率的(あくまで

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  • 16.屈辱 - P.E.S.

    1992年に亡くなったアイザック・アシモフの最後の自伝的エッセイ、"I.Asimov: A Memoir" (1994)の第16セクション「屈辱」の翻訳です。 アシモフの高校時代、そして神童時代の終わりの始まりです。そのせいでアシモフ、暗黒面に落ちていってます笑。とはいえ、アシモフは12歳で高校に入ってますから、十分すごいんですけどね。 それから後一言、このセクションは経済学徒としましては、意外な発見でした。クルーグマンもこのI.Asimovは読んでいたと思いますが、まさか心理歴史学の創造主が、ねぇ、ということで。 追記:「文学的」の間違いのところ、一部変更しました。 16.屈辱 私が自分の事を子供の頃からずっと、すごい人間だとずっと考えてきたこと、そしてその見解を変えたことは一度もないという事はすでに説明した。誰もがそう考えたわけではない、という事は述べておく必要があるかな? 私の欠点、

    16.屈辱 - P.E.S.
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