寂しい、けれど...。 Mac OS Xは、先週発表されたMountain Lionで「OS X」になりました。そう、「Mac」がなくなったんです。これは明確な意図があってのネーミングだと思われます。つまり、20年以上も続いてきたMacintoshというデスクトップメタファーの終わりが近いことが示されているのではないでしょうか。 これは、MacBookやiMacがなくなる、ということではありません。でもそうしたコンピューターを定義してきた、ソフトウェアの魂の部分が入れ替わっていくということです。おそらくあと2年もすれば、MacintoshはiOSという新しい花に命を譲った老木のような存在になっていることでしょう。 そんな見方を否定したい人もいるかもしれませんが、これが今実際に起こっている現実です。アップルがアプリ中心のユーザー体験モデルを構築しつつある一方では、マイクロソフトも情報中心のM
February 18, 201218:50 カテゴリライブドアという会社の話をしよう ライブドアという会社の話をしよう - Q7. 東京地検のITリテラシーはどんなもんだった? - Q7. 東京地検のITリテラシーはどんなもんだった? 今でもたまに笑い話として聞くネタは、強制捜査の際、検察の人がヨドバシだかビックカメラだかでDVD-Rを2枚買って来て、これにサーバのデータを全部コピーしろ!(キリッ って言ってきたという話だ。 ライブドアは自社サービス以外にデータセンター事業もやってる会社だ。当時の最小構成のマシンだって40GBか80GB程度のディスクは積んでたし、データセンターはそんなのが上から下までぎっしりとつまったラックが、フロアにぎっしりと列をなしているところだ。自社サービスのサーバだけでも当時から千台は下らなかったはずだ。 それなのに4GBのディスク(を、念のため2枚)って、おう
29歳のスティーブ・ジョブズ、iPLAYBOYで読んでみました2011.07.22 12:306,426 福田ミホ このたび、男性向け雑誌PLAYBOYからiPad向け雑誌のiPLAYBOYがローンチされました。iPLAYBOYでは、アメリカのPLAYBOYのバックナンバーが1953年の創刊号からすべて(!)閲覧できます。 たとえば1987年のバックナンバーでは、フリーのジャーナリストのデヴィッド・シェフ氏による若き日のスティーブ・ジョブズのインタビューを読めたりします。以下、その記事になります。 今回の「インタビュー」は、ある子供のバースデーパーティでジョブズに会ったとき、ほぼ終わっていました。それはニューヨークシティで行われた、セレブリティでいっぱいのパーティでした。夜が更けてきたとき、ジョブズが9歳のバースデー・ボーイにカリフォルニアから持ってきたプレゼントを渡そうとしているのに気づ
10月11日、情報処理学会の50周年記念として、女流棋士がコンピューターとガチンコで勝負するというイベントが行われました。 コンピューターとの対局に臨んだのは、清水市代女流王将。2010年10月現在で獲得タイトル数は女流歴代一位の43期。押しも押されぬトップクラスの女流棋士です。対するコンピューターは情報処理学会による「トッププロ棋士に勝つ将棋プロジェクト」特製システム「あから2010」(以下「あから」)。「あから」とは10の224乗の数を示す数「阿伽羅」であり、将棋の局面の数がこの数に近いことに因んで命名されたそうです。本記事ではこの歴史的な対局の模様をレポートしたいと思います。(取材/文・罪山罰太郎) 対局の会場となったのは、東京大学本郷キャンパス。将棋ファンのみならず、人工知能の研究をしている方など、多くの人が詰めかけ、熱気ムンムンです。 それにしてもオッサン率が高……いや、なんでも
[App Universe] Charlie Stross の注目すべき論考がある。今現在 200 を超えるコメントが寄せられていることがその反響の大きさを物語っている。 「Steve Jobs が Flash を嫌う本当の理由」というタイトルで、Steve Jobs の公開書簡を踏まえて書かれたものだが、その内容はアップル対アドビの確執を遥かに超える視点を提供している。 Charlie’s Diary: “The real reason why Steve Jobs hates Flash” by Charlie Stross: 30 April 2010 * * * 一か八かの賭け 私の考えはこうだ。Steve Jobs は、アップルの未来を・・・時価総額が 2000 億ドルをこす企業の未来を、新しいマーケットへの進出を目指す一か八かの勝負に賭けているのだと思う。目覚め
昨日、日経BP主催のAndroidに関するセミナーで講演+パネルディスカッションをしたのだが、パネルディスカッションを一緒にさせていただいた、日本通信の福田尚久氏との話(特に、楽屋に戻ってからの非公開の話)が興味深かった。 福田氏は、スティーブ・ジョブズがAppleに戻り、Microsoftからの資金調達、iPodのリリース、アップル直営店の展開、という今のAppleの成功の基盤となる「奇跡の復活」を遂げた時期にジョブズの側近として活躍した人。 彼に言わせると、今のAppleのビジネス戦略は、倒産寸前だった97年当時に作った「30年ロードマップ」に書かれた通りのシナリオを描いているという。 もちろん、具体的な内容は企業秘密でもあるので直接聞き出すことはできなかったが、ここ12年の間にアップルが出して来たもの(iPod, iTunes, iPhone, Apple TV, Safari, O
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