自分は、「自分の人生を生きてきた」のだろうか? そんな疑問が生まれた。 そのキッカケは「精神科医 泉谷閑示氏」の本だった。 そして、この本は自分の中にいつからか芽生えた違和感を見事に言葉にしてくれていて、驚くほど共感できるものだった。 生きるについての疑問 生きる意味について、考える時間ができた。 今の自分から見ると、若い頃は「苦痛なく生活していくためのお金」を稼ぐことが目標であり、生きる意味だったように思う。 人並みの快楽、できれば少し美味しいもの、少し広い家、少しいい車くらいの。 3年後の計画も野望もなく、ある程度を稼ぐという目標のために自分を売って流されて生きていると言っても過言ではなかったのではないか、と。 自己実現や社会貢献を唱ってはいたものの、根底にあるものは生活するためだった。 自分は、「自分の人生を生きてきた」のだろうか? ここでいう「自分の人生」とは何のことなのか? 大学