生きているかぎり不安はなくならないし、ストレスもなくならない。 人間という生き物はそういうものなのだと思う。 現在の人間関係で嫌な思いをしたり、未来を憂いたり、過去を振り返って自己嫌悪したり。 そうやって大小様々な不安やストレスを心身に蓄積していくのだ。 私は20代半頃まであまり不安やストレスを感じない方だと思っていたのだが、それは強がりで勘違いでしかなかった。 人間ならば不安やストレスを感じない人は一人もいない。 不安やストレスを完全になくせる人もいない。 タスクの発生に際限がないのと同じように、不安もストレスも消えては生まれ、消えては生まれ、その発生に際限はない。 これにはもう強い確信がある。 そして、この前提に立つとはじめて「不安やストレスを軽くする方法」に頭が向く。 なくせると思っている間は、なくすことを考えてしまうからである。 旅行をする。 居酒屋に行く。 大自然の中に身を置く。