フランスの極右政党、国民戦線(FN)を創設したジャンマリ・ルペン前党首(右)と、その娘のマリーヌ・ルペン現党首(2015年4月10日作成)。(c)AFP/GUILLAUME SOUVANT 【4月14日 AFP】フランスの極右政党、国民戦線(National Front、FN)を創設したジャンマリ・ルペン(Jean-Marie Le Pen)前党首(86)は13日、地方選への出馬を断念し、後任には孫を推す意向を明らかにした。ジャンマリ氏は、実の娘で国民戦線の現党首のマリーヌ・ルペン(Marine Le Pen)氏と衝突し、世間の耳目を集める「お家騒動」に発展していた。 ジャンマリ氏のこの決意により、ルペン家内と国民戦線党内の両方での緊張が緩和するものとみられる。反欧州・反移民を掲げる国民戦線は、マリーヌ現党首が人種差別的・反ユダヤ的イメージの払拭(ふっしょく)に努めたことから、ここ数年の選