仮想通貨「リップル」の取引をめぐり、客から預かった金をだまし取ったとして、警視庁サイバー犯罪対策課などは18日、詐欺容疑で、取引所「リップルトレードジャパン(RTJ)」代表竹中優樹容疑者(31)=京都市山科区勧修寺西金ケ崎=を逮捕した。 〔写真特集〕ビットコイン~お金はどこへ?~ 容疑を大筋で認めているという。 2015年2~3月に全国の40人以上から約1700万円をだまし取っていた疑いがあり、同課が裏付け捜査を進めている。 逮捕容疑は、同社の経営が悪化し、事実上破綻していた15年3月3日、払い戻す能力がないのに宮城県内の男性(41)から現金140万円を同社口座に振り込ませ、詐取した疑い。 同課によると、同社は15年初めごろには既に資金が枯渇していたとみられ、同年3月ごろから竹中容疑者と連絡が取れない状態になっていた。だまし取った金は遊興費などに充てていたとみられる。