プエルトリコ・セイバ(CNN) 昨秋にハリケーン「マリア」で甚大な被害を受けた米自治領プエルトリコで、ハリケーン被災者の救援用に送られたペットボトル入りの飲料水2万パレット分が屋外に放置され、配布されていないことがわかった。 飲料水はハリケーン被災地に連邦緊急事態管理庁(FEMA) が持ち込んだもの。住民は当時、電力不足や住宅被害のほか、飲料水不足にも陥っていた。 連邦当局はハリケーン襲来後、プエルトリコ東端の町セイバにある使用されていない滑走路を確保。救援物資の保管場所として飲料水や防水シートなどが集められたが、これらが配布されることはなかった。組織間の連絡や連携不足が原因だった可能性がある。一方、住民は病気にかかるリスクのあるわき水などの利用をしいられる状況だった。 FEMAの関係者によると、通常、FEMAは州や自治領への供給物資を確保し、その後の配布業務は州や自治領が担う。マリアの際
