イラク戦争の負担580兆円=犠牲者は18万9000人−米研究グループ イラク戦争の負担580兆円=犠牲者は18万9000人−米研究グループ 【ワシントン時事】米ブラウン大の研究者グループは14日、対イラク開戦から10年を来週に控え、戦争の影響やそれに伴う米政府の財政負担などを分析した報告書を公表した。政府支出については、戦費や駐留費など約1兆7000億ドル(約165兆円)に、今後40年間にわたる退役軍人の医療費や戦債の利子払いを加えると、計6兆ドル(約580兆円)超に達すると見積もった。 報告書はまた、イラク戦争で戦闘に巻き込まれて死亡した一般市民を13万4000人と推計。フセイン体制下のイラク国軍兵や反米武装勢力の死者数も計3万6400人に達した。米兵やフセイン後のイラク警察官らを合わせると、死者数は最大で計18万9000人に上る。(2013/03/15-12:25)