ニュージーランドに来てから2ヶ月以上が経つけれど、この間にテレビで2回ほど日本語からの借用語を聞いたことがある。 ひとつは、「ワザーリ」。もうひとつは、「ミズーナ」である。前者はwazaariで、後者はmizunaと綴るのだろうか。音で聞いたからはっきりしない。 ワザーリは、もちろんアテネオリンピックの柔道の放映の際に、他の柔道用語といっしょに何度か聞いた。 ワザーリは、いわゆる借用語といわれるもので、イギリス語でいえば、borrowingといって、語彙をつくるときの常套手段のひとつだ。前に書いたように、イギリス語の場合、語彙をつくるときのパターンとしては、大雑把にいって8つくらいある。 ところで、「言語の中で意味をあらわす最小単位」のことを専門用語で「モーフィーム」(morpheme)というのだけれど、この「意味をあわらす最小単位」のモーフィームで考えた場合、ワザーリはどうなるかといえば
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