北朝鮮で最も重要な日に位置付けられる4月15日。故・金日成主席生誕を祝う太陽節の行事に、金正恩朝鮮労働党委員長が姿を見せなかったことが、世界的に関心を呼んでいる。インターネットで行き交う臆測や、衛星写真、匿名の情報源による報道などが拍車を掛け、世界で最も大きなミステリーの1つと化した。 あり得るシナリオは以下の通りだ。 1.手術から回復中 金正恩氏に異変があったことを最初に伝えた信ぴょう性のある報道は、あまり驚くべき内容ではなかった。韓国の北朝鮮専門メディアであるデイリーNKは21日、金氏が心臓血管の外科手術を前の週に受け、ほぼ回復したと北朝鮮国内からの情報として伝えた。 この報道の情報源は匿名の関係者1人だが、金氏は平壌郊外の香山メディカルセンターで治療を受けたといった、具体的な情報をいくつか伝えている。この報道を確認した政府はないが、韓国政府の当局者は金氏が側近の補助を受けつつ地方で
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