2013年2月25日、茨城県つくば市にある産業技術総合研究所(産総研)つくば北サイトの試走路において、トラックの自動運転・隊列走行に向けた研究開発の成果発表会が開催された。この研究開発は、省エネルギー効果の高いITS(高度道路情報システム)の実現を目的として、トラックの自動運転・隊列走行に必要な要素技術や、国際的に信頼されるCO2削減効果の確立を目指して実施されたものだ。 1950年代から始まった自動運転研究 研究開発を統括した新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の理事長を務める古川一夫氏によると、自動車の自動走行の研究は、1950年代に吹雪の中の発生した事故を受けて米国で始まり、日本でもすぐ追いかける形で始まったという。1980年代には、当時の建設省が第二東名で自動走行を実現させようという「AHS(Advanced Cruise-Assist Highway Systems)構
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