高市早苗政権が掲げる17の戦略分野のうち、最も関心が高まっている一つが「重要鉱物」だ。中国依存の解消が急がれるものの道のりは遠い。 高市政権の日本成長戦略会議は戦略17分野を発表し、その一つに「マテリアル(重要鉱物・部素材)」を指定した。重要鉱物の中でもとりわけ注目されるのはレアアース(希土類)だ。永久磁石に不可欠なネオジムなどの元素を含み、電気自動車(EV)モーターなどさまざまな製品で欠かせない。 レアアースの供給は中国からの輸入に大きく依存している。2025年11月、台湾有事を巡る高市首相の発言を契機として日中関係が悪化した。中国によるレアアースの対日輸出規制強化が意識されたことで、供給不安への懸念が一気に高まっている。 これに対応するため、レアアースの確保に向けた政策が強化されているが、中でも南鳥島周辺海域におけるレアアース開発が大きな注目を集めている。水深約6000メートルの海底に

