派閥の政治資金パーティー裏金問題を受けて、自民党は1月10日午後に臨時総務会を開いて「政治刷新本部」を立ち上げ、11日に初会合を開くことで調整を始めた。 【ランキング】岸田内閣「もっとも評価できない大臣は?」 本部立ち上げ前に、岸田文雄首相は「私自身が先頭に立って、この問題に取り組む」と周辺に決意を語っていたが、本部長が岸田首相、最高顧問に麻生太郎副総裁と菅義偉前首相、事務総長に木原誠二幹事長代理の名前があがると、国民から「派閥のボスが最高顧問?」「やった感を見せているだけ」と、酷評の声が広がった。 ほかの顔ぶれも気になるところだ。1月9日付の「朝日新聞DIGITAL」は、追加メンバーとして茂木敏充幹事長、森山裕総務会長、小渕優子選挙対策委員長、小泉進次郎元環境相、小倉将信前こども制作担当相などの名前が上がっていると報じた。外部の有識者も加わるという。 「この面々を見ると、派閥にどっぷり浸