相模原市緑区の障害者施設「津久井やまゆり園」で2016年7月、入所者ら46人が殺傷された事件で、殺人罪などで起訴された元職員の植松聖(さとし)被告(29)が朝日新聞記者との面会に応じ、「話しかけて返事がない人を刺した」と事件当時の状況を説明した。「意思疎通がとれない人は安楽死すべきです」と障害者を不当におとしめる考え方を変えておらず、来年1月に予定される公判でも同様の主張を展開するとみられる。 植松被告は今月18日、勾留中の横浜拘置支所(横浜市港南区)で、「寝ている人に『おはようございます』と話しかけ、返事がない人を刺した」と説明した。逮捕後、神奈川県警の調べに「障害者は周りを不幸にする」などと供述したとされ、記者との面会でも同様の主張を繰り返した。 植松被告は事件当時は短い金…