2017年3月、株式会社リクルートテクノロジーズは、人工知能を活用したAPI群をリクルートグループ外へ無償公開しました。プロダクトの名は「A3RT(アート)*」。これは機械学習ソリューションを活用する敷居を下げ、スピーディ&低コストで施策への導入ができるよう開発されたAPI 群です。同社がA3RTを外部公開するに至った理由は何だったのか。そして、今後はどのような展望があるのか。同社でA3RTプロジェクトの責任者を務める石川信行さんと、インフラオーナーである松田徹也さんにお話を伺いました。 * A3RT……「ANALYTICS ARTIFICIAL INTELLIGENCE API VIA RECRUIT TECHNOLOGIES」の略称。 実現したかったのは「データ蓄積」と「オープンイノベーション」 ――リクルートテクノロジーズでは、APIをグループ外へ公開するケースは非常に珍しいとお聞き