タグ

ブックマーク / satoumamoru.hatenablog.com (9)

  • 目を覚ましかけた?日本人 - 軍事評論家=佐藤守のブログ日記

    34年間の自衛官生活を元に、「お人よし日人よ、目を覚ませ!」「自分の国は自分で守れ!」と云うタイトルで文書を書き、講演して歩いて早10年になる。そんな私だったから、今朝の産経新聞一面トップを見て、やっと目を覚ましたか!と少し嬉しくなった。 「北秘密組織工作員証言」「万景峰号使い拉致」という見出しで、「昭和48年に失踪した渡邊秀子さん=当時(32)=の2児拉致事件で、犯行グループが所属した北朝鮮の秘密工作組織「ユニバース・トレイディング」が、万景峰号や貨物船で、日人や在日朝鮮人を北に拉致していたことがわかった」という記事が出た。おそらく当時から、関係者の多くはよく知っていたに違いないのだが、それが何故今まで「伏せられてきた」のかが問題だろう。日の優秀な警察・公安は、当時から彼らをマークしていた筈である。まだ現役だった頃、能登半島沖に停泊する「正体不明」の船舶から、乱数が発信されているこ

    目を覚ましかけた?日本人 - 軍事評論家=佐藤守のブログ日記
  • ニセモノ文化・その2 - 軍事評論家=佐藤守のブログ日記

    今朝の産経一面トップに、海自の情報漏洩事件の続きが出ている。パソコンは確かに便利な「ツール」だが、使い方を誤れば、このような事態を招くのは当然である。だから、管理者はこれまで以上の関心と教育と注意力を欠かしてはならないのである。空自は早くからBADGEシステムを導入し、コンピューター化には慣れているはずだが、実際にキーボードを叩くのは“若い幹部”であった。「ワードプロセッサー」が導入され始めたのは、昭和55年ごろだったが、私もそうであったが、書き上げた原紙を部下に打ってもらうのが常態だった。 高級幹部になった頃、指揮通信系がインターネット化されたが、キーボードを自分で自由自在に打てる幹部は、そうざらにはいなかった。勿論私もその一人だったから、意図的に殆どこれを使わなかった。司令官同士の会話は秘匿電話で十分だったのである。しかし、若手幹部は実に柔軟で、個人でパソコンを持ち、自由自在にこれをこ

    ニセモノ文化・その2 - 軍事評論家=佐藤守のブログ日記
  • あきれた情報漏えい事件 - 軍事評論家=佐藤守のブログ日記

    今朝の産経新聞トップに、大きく「イージスシステム漏洩」「警察当局、立件を視野」と出ていたが、実に情けない。海上自衛隊はこのところ“たるんでいる”としか思えない。未だにインド洋上では、350人の海自隊員と護衛艦と給油艦が国際協力活動を通じて国のために体を張っているというのに、その仲間の2曹の保全意識欠如にはあきれてものが言えない。海上自衛隊は、潜水艦内での大麻所持事件、上海への無断渡航で、ハニートラップに引っかかっていた隊員、潜水艦衝突事件・・・と、このところ実に低次元な問題で国民の信頼を失っているように感じる。 日米間が“アジア周辺国”の離間工作によって、ギクシャクしているさなか、実に不愉快である。 今回の「イージスシステム情報」は、中国海軍にとっては喉から手が出るほど欲しい情報であって、将来の対米戦略はもとより、近々控えている台湾との紛争、尖閣列島問題で有利な地位を確保するための、重要工

    あきれた情報漏えい事件 - 軍事評論家=佐藤守のブログ日記
    soramameRRZ
    soramameRRZ 2007/04/05
    Don't underestimate the dark side.
  • 人道・人権問題は中国政府のアキレス腱か? - 軍事評論家=佐藤守のブログ日記

    温家宝首相の訪日を控えて、中国の各研究機関は活発に情報収集とその対策作りに取り組んでいる。2000年9月に北京での会議に参加したとき、侃々諤々の討議となったが、こちらは退役自衛官3人(一人は研究者)だったから、怖いものは無いので率直な発言をしたのだが、途中で「江沢民主席の訪日は失敗でしたが、佐藤先生、その原因は何かを教えてください」と突然言われたことがあった。そこで私は日国民の率直な感想を述べたのだが、特に「皇居での天皇を前にした無礼な態度」に、日国民は「これが13億の人民の指導者か、と驚いたのだ」と強調した。 中国側はこれに対して何ら発言はしなかったが、実はその直後に朱鎔基首相の訪日を控えていたから、これを成功させるための情報収集と対策作りの一環だったのであろう。 昨日は、中国から来日した研究者一行と岡崎研究所との意見交換会が開かれ、午後2時から6時まで、途中10分間の休憩を挟んで、

    人道・人権問題は中国政府のアキレス腱か? - 軍事評論家=佐藤守のブログ日記
  • 意外に早くマスコミの大掃除が始まった! - 軍事評論家=佐藤守のブログ日記

    今年はメディア関係の「淘汰の年」だと以前書いたが、予想以上に早く大掃除が始まったようだ。今朝の産経一面トップの「毎日新聞のスキャンダル」は今に始まったことではあるまい。先日書いたが、西山太吉記者が外務省の女性事務官と“情を通じ”て、沖縄復帰に関する秘密電報をすっぱ抜いたし、TBSも、オーム事件で今回と同様な情報漏えいをして、オームの連中が坂一家殺人事件を引き起こす原因になった。全国紙から地方紙に至るまで、とんでもないでたらめ記事が氾濫していることが判明し、読者も驚いたに違いない。 その昔、防衛「庁」にも記者クラブがあり、庁内に記者達がたむろしていたが、勝手気ままに各幕僚監部内を歩き回るので閉口したことがある。勿論「紳士」もたくさんいたが、跳ね上がり者も多かった。そんな彼らに弱み?を握られた幹部の中には、昇進がかかっている?ので、それとなく情報を漏らしているものもいたようで、取り締まるべ

    意外に早くマスコミの大掃除が始まった! - 軍事評論家=佐藤守のブログ日記
  • チェイニー米副大統領の訪日 - 軍事評論家=佐藤守のブログ日記

    昨日は久しぶりに映画を見た。「硫黄島からの手紙」だが、予想よりも淡々としていたのが印象的だった。もっと早く見るつもりだったのだが、時間がなかったのと、友人達から「色々な所感」が耳に入っていたので昨日まで延び延びになった。 既に多くの所感が出尽くした感があるから省略するが、一つだけ言えることは「実戦」とはもっと凄いものだ、ということだろう。戦闘機乗りとして34年間勤務した私も「実戦経験皆無」という点では素人の域を出ていない。スクリーンには確かに「臨場感」はあったが、やはり日人の役者の中には緊張感がなく、「演技」を感じたが戦後の「平和」な環境で育った若者に、それ以上のものを求めるのは酷なのかもしれない。私は現役時代に硫黄島には2度行った事がある。あの熱気渦巻く洞窟の中で、強大な上陸軍と戦った先輩方の苦労は、今の日人にはピンとくるまいと思う。しかし、作品としては今までにない企画だった。 さて

    チェイニー米副大統領の訪日 - 軍事評論家=佐藤守のブログ日記
  • 次期米大統領選に注目! - 軍事評論家=佐藤守のブログ日記

    今朝の産経新聞7面下に面白い記事が出ていた。「イラク政策めぐり副大統領の娘と火花」と言うタイトルで、ヒラリー議員が23日、「イラク駐留米軍の規模に上限を設ける自らの案を『弱腰』と批判したチェイニー副大統領の娘に反論、イラク政策をめぐり激しい火花を散らした」というものである。 「昨年5月まで国務省で中東局ナンバー2の筆頭副次官補を務めた副大統領の娘、エリザベス氏は同日付のワシントンポスト紙への寄稿で『ヒラリー氏が大統領選勝利のためなら何でもやることは疑いない。戦争に対しても同じように考えてくれることを望む』と主張。米軍部隊の戦闘能力を制限すれば『テロリストを利するだけ』として、ヒラリー氏を『ひるんでいる』と批判した。これに対し、ヒラリー氏はCNNテレビのインタビューで『彼ら(ブッシュ政権)は完全に間違っている。過去何年も過ちを犯し続けた』と反論。『より良い道があるはずで、われわれは方向転換し

    次期米大統領選に注目! - 軍事評論家=佐藤守のブログ日記
  • 北朝鮮はあせっている - 軍事評論家=佐藤守のブログ日記

    18日の産経新聞一面トップに、北朝鮮の「工作機関」の一部が報道された。総連の「在日朝鮮人科学技術協会」なるものの正体が、警察当局の調査で判明し「警察当局は研究者の動向把握など全国規模の捜査に乗り出している」という。 こんな機関がわが国内に堂々と存在していたことに国民は驚いたことだろうが、これは氷山の一角に過ぎない。警察は以前から掌握していたのだが、当時は「北朝鮮シンパ」の国会議員などが権力を振るっていて、動きが取れないでいただけである。「幹部級が万景峰号を利用して国研究者と会い、研究に必要な技術情報を求められていたことを示す文書も見つかったという」とあるが、この調査文書は、今まで単に棚の片隅に放置されていただけだったのだろう。今、それらの過去の調書が紐解かれて白日の元に晒されつつあり、捜査員たちは勇気を取り戻して真剣に取り組み始めたのだ、と私は理解している。 拉致問題が急激に動き出した

    北朝鮮はあせっている - 軍事評論家=佐藤守のブログ日記
  • 日中安保対話で感じたこと - 軍事評論家=佐藤守のブログ日記

    先月の30,31日の二日間、中国社会科学院日研究所から来日したメンバーと、岡崎研究所で「第3回日中安保対話」を行ったが、色々考えさせられた。 第1回目の対話は、2000年9月に北京で行ったのだが、我々は元自衛官3名と主任研究員の計4人で、北京側はスタッフを入れると10名以上、同時通訳つきで侃々諤々の討論だった。特に北京側の若手研究者が「日帝国主義」「侵略」「南京大虐殺・・・」などなど、『硬直した宣伝文句』しか発言しないので、私は日中間の、特に1930年代の例を勉強するように諭したのだが、彼らは「そんなことは我々は教科書で習っていない!」と叫んだものであった。「それなら日に来ればよい。日では学術書から“エロ雑誌”まで、自由に手に入る」と切り替えしたのだが、勿論彼らは殆どその実態を知っているのである。その証拠に日に留学する正規の留学生を含めて、在日中国人は、在日韓国人を抜いて、やがて

    日中安保対話で感じたこと - 軍事評論家=佐藤守のブログ日記
  • 1