[ロンドン 8日 ロイター] 液体窒素入りのカクテルを飲んだ英国の18歳の少女が、呼吸困難や胃の痛みを訴えて手術を受け、胃を切除されていたことが分かった。 警察によると、少女は友人らと訪れたバーで液体窒素入りのカクテルを飲み、今月4日に北部のランカスターにある病院に運ばれた。診断の結果、胃には穴が空いており、命の危険があったことから手術で胃が切除された。少女は重体だが、容体は安定しているという。 液体窒素は空気に触れると白い煙を発するため、料理や飲み物に視覚的演出を加えるために使われる場合がある。英リーズ大学のマルコム・ポベイ教授によると、液体窒素は液体の状態で摂取すると体内で気体に変わり、胃が膨らんで傷ついてしまうという。 バーはすでにこのカクテルの販売を停止しており、警察が現在捜査している。