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ブックマーク / febri.jp (144)

  • 伊達さゆりの「手さぐりの旅」 第7回 アイナ・ジ・エンドさんの表現力に心打たれた「はっぴーばーすでー」(後編) | Febri

    ――前編・中編から断片的に語ってもらっていますが、あらためてアイナさんのここが魅力的だ、と感じる部分を教えてください。 伊達 アイナさんの楽曲の歌詞を読んでいると、最初は「何について書いているんだろう?」「日常のどんなシーンから発想して書いているんだろう?」と、すごくいろいろ考えてしまいます。だからインタビューを読んでみたくなって、そこで「こういうシーンについて書いていたんだ!」と納得することが多いのですが、当にちょっとした人間の行動や気持ちを楽曲にしている方だな、という気がするんです。たとえば、そこ(インタビューをしている部屋)にドアがありますが、誰かがドアノブを回してガチャッと開ける、そのワンシーンで歌詞が書けてしまうような方なんだろうな、と。もしかしたら、アイナさんには世界がスローモーションのように映っていて、だからほんの些細なことでも表現に結びつけられるのかもしれない。そんな風に

    伊達さゆりの「手さぐりの旅」 第7回 アイナ・ジ・エンドさんの表現力に心打たれた「はっぴーばーすでー」(後編) | Febri
  • 伊達さゆりの「手さぐりの旅」 第7回 アイナ・ジ・エンドさんの表現力に心打たれた「はっぴーばーすでー」(中編) | Febri

    ――「はっぴーばーすでー」以外にアイナ・ジ・エンドさんの楽曲で連載のテーマに挙げようか迷ったものはありますか? 伊達 明るいポップなものだと「サボテンガール」という、友達との日常のワンシーンを歌っている楽曲が大好きです。もう1曲はガラっと変わるのですが、「死にたい夜にかぎって」も挙げようか悩みました。振れ幅が当にすごくて、アルバムを聞けば絶対に誰もが1曲は刺さるテイストの楽曲があるんじゃないかと思います。ハッピーな内容から全然ハッピーじゃない、それこそ「死ぬ」といったことも濁さずに歌詞に残す方なので、それがストレートに心にずかずか入ってくるんですよね。 ――歌詞の話が出てきたので、「はっぴーばーすでー」の歌詞で印象的なフレーズを教えてください。 伊達 「はっぴーばーすでー」というくらいなので誰かの誕生日をお祝いしているのかな、と最初は思っていたんです。サビの最後で「ぼくらはうまれてる」「

    伊達さゆりの「手さぐりの旅」 第7回 アイナ・ジ・エンドさんの表現力に心打たれた「はっぴーばーすでー」(中編) | Febri
  • 伊達さゆりの「手さぐりの旅」 第7回 アイナ・ジ・エンドさんの表現力に心打たれた「はっぴーばーすでー」(前編) | Febri

    ――この連載はロケ撮影を行うことが多いのですが、今回はスタジオを借りて作り込む方向での撮影となりました。感想を聞かせてください。 伊達 いつも撮影の少し前に、撮影場所や衣装の資料をいただくのですが、それを見るのがすごく楽しみなんです。今回はどんな場所や衣装になるのか、とくに想像ができなくて。今回のテーマに挙げさせてもらった「はっぴーばーすでー」は、アイナ・ジ・エンドさんというロックテイストの強い方が歌う、けれど温かみのある楽曲なので、そのふたつの要素が組み合わさったらどんな世界観になるんだろう、とぼんやり考えていたのですが、私の中ではまとまりませんでした。なので、撮影コンセプトをうかがったときは、「なるほど!」と思いました。 ――髪型もまた、今までに見たことのないタイプのものになりました。 伊達 自分では耳から上の高さで髪を結ぶことがあまりなくて、下ろしていることが多いので。巻くのは前髪く

    伊達さゆりの「手さぐりの旅」 第7回 アイナ・ジ・エンドさんの表現力に心打たれた「はっぴーばーすでー」(前編) | Febri
  • 藤澤慶昌① イマジネーションの原点となった『となりのトトロ』 | Febri

    『ラブライブ!』や『宇宙よりも遠い場所』などの劇伴の他、アイドルや声優、J-POPアーティストへの楽曲提供も手がける藤澤慶昌。彼のアニメ遍歴から音楽家としての目覚めや思考を掘り下げるインタビュー連載。その第1回は、幼少期に見た『となりのトトロ』について。 ――まずは藤澤さんが幼少期に見たという『となりのトトロ(以下、トトロ)』を挙げてもらいました。 藤澤 私が育ったのはわりと厳しい家庭だったので、マンガやアニメをあまり見せてもらえませんでした。唯一、『聖闘士星矢』だけは見せてもらえたのですが、『ドラゴンボール』は友達の家で読んでいたくらいで。それ以外で触れることができたのが、「金曜ロードショー」で放送されたスタジオジブリ作品をダビングしたビデオテープだけでした。そこに『トトロ』や『魔女の宅急便』が収録されていて、そのビデオを何度も繰り返し見るのが週末のルーティンだったんです。 ――それこそ

    藤澤慶昌① イマジネーションの原点となった『となりのトトロ』 | Febri
  • いよいよ始動! 『ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ』 キャスト座談会① | Febri

    ――最初に、『蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ』に参加することが決まったときの心境を教えてください。 楡井 ラブライブ!シリーズはずっと参加したかった作品なので、決まったときは当にうれしかったです。しかも、花帆ちゃんを演じることになって。これはより責任感を持って頑張らないとな、と思いました。 花宮 私は今までに「人生でいちばんうれしい」という言葉を使ったことがなかったんです。でも、今回の出演が決まったときは、泣きながら「人生でいちばんうれしいです」ってマネージャーさんに伝えました。それくらい、当にうれしかったです。 月音 私も感激して泣いちゃいましたね。歌える声優を目指していたので、今回の出演によってはっきりした目標ができて、気持ち的にすごく楽になりました。 菅 まさか受かるとは当に思っていなかったので、とにかくびっくりで。オーディションのときもめちゃくちゃ緊張していて、思うように

    いよいよ始動! 『ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ』 キャスト座談会① | Febri
  • いよいよ始動! 『ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ』 キャスト座談会③ | Febri

    ――デビューミニアルバム『Dream Believers』がリリースされたばかりですが、全員の歌唱曲の他に、ユニット曲も収録されています。それぞれのユニットの魅力について教えてください。 花宮 スリーズブーケの魅力は……かわいさ×美しさ? 楡井 うんうん。かわいさと美しさを前面に出している。そこに、みずみずしさというか、水とか風のイメージが混ざっている感じ。爽やかさ、ふんわり感っていうのも感じる。 花宮 儚さも意識しているよね。 楡井 そうだね。かわいくて、みんなに希望をお届けするんだけど、ちょっとだけ切なさも混ぜて甘酸っぱい感じにしてお届けしたいというか。それと、スリーズブーケは「いい先輩後輩感」がいちばん強いんですよ。 花宮 うん、そういう感じです(笑)。

    いよいよ始動! 『ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ』 キャスト座談会③ | Febri
  • いよいよ始動! 『ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ』 キャスト座談会② | Febri

    ――第1回の自己紹介に続いては、他己紹介でキャストを読者に紹介してもらいたいと思います。楡井さん→花宮さん→野中さん→佐々木さん→菅さん→月音さんという順番でお願いできますか? 楡井 ういちゃん(花宮)は、とってもストイックです。梢先輩とも似ているなと思うんですけど、とにかく自分が納得いくまでやり続ける。しかも、自分が納得できないことだと堂々と意見するじゃない? 花宮 自分のこだわりが強すぎて、大人の人にもけっこう言っちゃう(笑)。 楡井 そこが私的にはカッコいいし、うらやましいなと思う! あとは、やっぱりパフォーマンス力がすごいです。歌もダンスもめちゃめちゃうまくて、スリーズブーケでも、いつか対等な立場で隣に立てるように自分も頑張りたいって思わせてくれる存在。でも、かわいい面もあるんですよ。 花宮 ないないない(笑)。 楡井 たくさんあるよ! たとえば、とっても知識に偏りがあるところ。紅

    いよいよ始動! 『ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ』 キャスト座談会② | Febri
  • 伊達さゆりの「手さぐりの旅」 第6回 自分に気合を入れたくなったときに聞きたい、ゆずさんの「ヒカレ」(中編) | Febri

    ――第6回のテーマであるゆずの「ヒカレ」について、楽曲のここがお気に入り、という部分はどこですか? 伊達 CMなどでサビはよく聞いていたのですが、フル尺で聞いたときにBメロの「突然突き動かす」という部分に惹かれました。メロディが少し変わるというか、落ちるんですよね。初めて聞いたときから、ここは「お?」と引っかかって忘れられなかったですし、今でも大好きです。その直前の「鳴り響く」のフレーズで少し落ちるので、ここからサビにいくのかなと一瞬思わせて、さらにもうひとつ溜めがある。当時はまだ歌詞の意味もぼんやりとしかわからなかったのですが、メロディが印象的ですごく好きだなと思いました。 ――この楽曲をテーマに挙げてもらったときに「草原を上空からドローンで撮っているような光景」や「日の出に向かっていく主人公の姿」が思い浮かぶ、というコメントをもらいましたが、このイメージは最初に聞いたときからありました

    伊達さゆりの「手さぐりの旅」 第6回 自分に気合を入れたくなったときに聞きたい、ゆずさんの「ヒカレ」(中編) | Febri
  • 伊達さゆりの「手さぐりの旅」 第6回 自分に気合を入れたくなったときに聞きたい、ゆずさんの「ヒカレ」(前編) | Febri

    声優・伊達さゆりのお気に入りや、心に残っているものを取り上げながら自らを語るフォト&インタビュー連載。第6回は、90年代から現在まで一線で活躍し続けるフォークデュオ・ゆずの「ヒカレ」がテーマ。冬季オリンピックをきっかけに知った楽曲との出会いとともに、スポーツにまつわる思い出を尋ねた。

    伊達さゆりの「手さぐりの旅」 第6回 自分に気合を入れたくなったときに聞きたい、ゆずさんの「ヒカレ」(前編) | Febri
  • 1stシングル『魔法』をリリース! ペイトン尚未が語る、音楽への愛と歌への情熱③ | Febri

    ――今回の2曲を皮切りに、自身の音楽活動をどのように展開していきたいと考えていますか? ペイトン CDをリリースできた時点で、私の夢がひとつかなった状態なんです。なので、これ以上の願望がすぐには見つからないというのが音なのですが……。ただ、今の状態で満足してしまうと応援してくださっている方が「あれ?」と肩透かしのように思ってしまいそうですし、早く「次」を考えたいですね。 ――具体的にこの先が決まっているわけではないんですね。 ペイトン とりあえず決まっているのは、3月21日の1stライブです。まずこれをしっかりと成功に導くことですね。私としても、1stシングルを出せたからには2ndシングルも出したいと思っていますし、そのときには歌手としてもっと成長した姿を見せられるようにと思っています。「魔法」と「リコルド」も1stライブ以降、また歌う機会があれば「あのときよりも成長しているね」と言って

    1stシングル『魔法』をリリース! ペイトン尚未が語る、音楽への愛と歌への情熱③ | Febri
  • 1stシングル『魔法』をリリース! ペイトン尚未が語る、音楽への愛と歌への情熱② | Febri

    ――ペイトンさんが今回リリースしたシングルには「魔法」と「リコルド」の2曲が収録されています。どちらも気鋭のアーティストによる楽曲ですが、制作はどのように進んだのでしょうか? ペイトン リリースのお話をいただいたときに「どんな楽曲を歌いたいですか?」とスタッフの方に聞かれたんです。そのときに、好きなボカロPさんやボカロ曲をノート2ページ分くらい、びっしりと書いたものを渡しました(笑)。打ち合わせの場では、そこに挙げた楽曲をみんなで聞いたりしながら、最終的に「成宮(亮)さんにお願いしてみよう」という流れでした。 ――成宮さんによる楽曲「魔法」はサウンドとしても非常に爽やかで、解放感や疾走感がある楽曲になっています。そういったサウンドのイメージも伝えながらの制作だったのでしょうか? ペイトン 成宮さんに決まってからはほとんどおまかせで、要望としては「明るい曲が歌いたいです」とお伝えしていたくら

    1stシングル『魔法』をリリース! ペイトン尚未が語る、音楽への愛と歌への情熱② | Febri
  • 1stシングル『魔法』をリリース! ペイトン尚未が語る、音楽への愛と歌への情熱① | Febri

    ――3月1日に1stシングル『魔法』がリリースされました。今の率直な感想を聞かせてください。 ペイトン まさかまさか、こんなに早くCDを出すことができるなんて、という驚きの気持ちでいっぱいです。でも、それ以上に私を応援してくださる方々の反応がすごくて! 「1stライブをやります」「1stシングルがリリースされます」と発表したときのあの盛り上がりは忘れられません。それまではCDを出すなんて夢みたいで、どこかふわふわした気持ちだったのですが、皆さんの反応を見て「これは現実なんだ!」としっかり受け止めることができました。 ――リリースの話はいつ頃あったのでしょうか? ペイトン 昨年の夏にお話をいただきました。でも、そのときは「いったん保留にしてください」とお返事したんです。 ――即答ではなかったんですね。 ペイトン はい。自分の年齢を考えると、ちょっと早いかな……と悩むところがあったんです。でも

    1stシングル『魔法』をリリース! ペイトン尚未が語る、音楽への愛と歌への情熱① | Febri
  • 伊達さゆりの「手さぐりの旅」 第5回 感情がストレートに乗った歌詞が響くあいみょんさんの「RING DING」(後編) | Febri

    ――中編ではあいみょんさんの人間的魅力について聞きましたが、楽曲全般や同じ歌手として「あいみょんさんのここがすごい」と思うところを教えてください。 伊達 歌詞に注目しながら聞いていると、感情をそのまま歌に乗せていらっしゃるな、と感じるんです。悩みやうまくいかないことがあったときに「なんで思うようにならないんだろう」と自分の中で渦巻いている感情って、たとえば、それを誰かに話すときよりもずっとラフでささくれていますよね。そういうラフさをいっさい隠さずに歌詞に表現できるから、たくさんの人が共感できるのかな、と思います。実際に私もそうでしたし、自分の中で感じるモヤモヤがそのまま歌われていたり、言い当てられているようで「なんでこの気持ちがわかるんだろう?」と思うんです。中でも「RING DING」はとくにそう感じるんですよね。 ――事前に「あのさプライドなんて似合わないし 人間らしさ出していこうよ」

    伊達さゆりの「手さぐりの旅」 第5回 感情がストレートに乗った歌詞が響くあいみょんさんの「RING DING」(後編) | Febri
  • 伊達さゆりの「手さぐりの旅」 第5回 感情がストレートに乗った歌詞が響くあいみょんさんの「RING DING」(中編) | Febri

    ――同じ20代の女性である伊達さんから見て、あいみょんさんのどんなところが魅力的ですか? 伊達 まだそんなに長い期間、あいみょんさんを追いかけてきたわけではないので、自分で語るとなるとちょっとドキドキしてしまうのですが……。撮影の合間にスタイリストさんやヘアメイクさんとも「あいみょんさんってどんな方なんだろう?」とお話ししていたのですが、ステージのたたずまいや衣装、SNSの写真などを見ていると、「あいみょんさん」というブランドがあって、誰にも真似できない雰囲気があるな、と感じるんです。 ――「これ見よがしではない自分らしさ」を持っている方だという印象があります。 伊達 楽曲はもちろん、言葉やふるまいなど、いろいろなところに「あいみょんさんらしさ」が詰め込まれていて、そういったところがカッコいいな、と思います。たとえば、メイクにしても「目が大きく見えるとかわいい」「髪がサラサラだと綺麗」とか

    伊達さゆりの「手さぐりの旅」 第5回 感情がストレートに乗った歌詞が響くあいみょんさんの「RING DING」(中編) | Febri
  • メインスタッフが語る『ぼっち・ざ・ろっく!』のライブシーン制作舞台裏(中編) | Febri

    ――ここからは個々のライブシーンについて、話を聞いていきます。まずは川上さん自身がコンテ・演出を担当した第5話「飛べない魚」。ライブ出演に向けて、結束バンドがオーディションを受けるという場面ですね。 川上 このライブシーンの前半では、キャラクターの感情を丁寧に拾っていこうと考えていました。自分はそれまでハイスピードアクションや空間を使ったアクションを得意としていたのですが、次に自分がどこに挑もうかと考えたときに「感情が爆発するアクション」だなと。そこで初めて挑戦したのが『ワンダーエッグ・プライオリティ』だったんですが、初めてのことだったので、なかなかうまくできなかったところもあったんです。 ――アクション作画を追求していくなかで、今回の第5話があったわけですね。 川上 そうですね。この第5話では、自分がやりたいと思っていたアクションシーンにやっとたどり着いた感じがありました。 梅原 アクシ

    メインスタッフが語る『ぼっち・ざ・ろっく!』のライブシーン制作舞台裏(中編) | Febri
  • 伊達さゆりの「手さぐりの旅」 第5回 感情がストレートに乗った歌詞が響くあいみょんさんの「RING DING」(前編) | Febri

    ――第6回のテーマ……の前に、今回の撮影ではこれまでにない衣装でした。 伊達 お仕事以外でもああいった服を着たことはなかったのですが、すごく大好きな系統のお洋服ではあったんです。モノトーンではないけれどもクールなカッコよさ、というか。自分のなりたい女性像が、あの衣装にはギュっと詰まっていて。ああいうお洋服が似合う女性になりたいな、と、憧れます。 ――衣装はスタイリストが用意するいくつかの候補から伊達さんに選んでもらっていますが、今回は迷わずにこれ、という感じでしたね。 伊達 最初にこのセットアップの衣装を見て、もうひと目惚れでしたね。今回のテーマや撮影のイメージのことも考えて、自分に似合うかどうかはわからないけれども、挑戦してみたいなと思いました。

    伊達さゆりの「手さぐりの旅」 第5回 感情がストレートに乗った歌詞が響くあいみょんさんの「RING DING」(前編) | Febri
  • メインスタッフが語る『ぼっち・ざ・ろっく!』のライブシーン制作舞台裏(前編) | Febri

    ――今回、川上さんは「ライブディレクター」という肩書きで参加しています。これがどういう役職なのか、どんな目的でこの役職を立てたのかを、プロデューサーの梅原さんから説明していただけますか? 梅原 まずアニプレックスさんから「ライブシーンは手描きでいきたい」という意向をいただいていたんです。そうすると、モーションキャプチャーを収録したあと、手描きで作業するためのCGのガイドを出す必要があって――つまり、手描きとCG、両方の知識を持っている人が必要だったんです。そこで、早くからBlender(※3DCGアニメ制作ソフト)を作業に取り入れていた川上君に声をかけたという流れですね。 川上 自分はもともと第5話「飛べない魚」編のコンテ・演出を担当していたんですが、ライブシーンに関しては当初、斎藤監督が全話ひとりで演出したいとおっしゃっていたんです。ただ、モーションキャプチャーをやるとなると、プリプロ

    メインスタッフが語る『ぼっち・ざ・ろっく!』のライブシーン制作舞台裏(前編) | Febri
  • 斎藤敦史③ キャラクターにハマる楽しさを知った『SHIROBAKO』 | Febri

    インタビュー連載の最後に取り上げるのは、アニメ業界ものとして話題を呼んだ一作。いち視聴者として、アニメのキャラクターにハマったことがほとんどなかった斎藤が『SHIROBAKO』に夢中になった理由と、その後の仕事に与えた影響を語る。 ――3目はアニメ業界を舞台にした『SHIROBAKO』です。斎藤さんの大学時代の話を聞くと選んだ理由がわかる気もするのですが(笑)、これは仕事で関わったわけではないですよね。 斎藤 そうですね。自分はもともとアニメを見る習慣がなくて。それこそ『マインド・ゲーム』に出会った頃はちょこちょこ他にも見ていたんですが、就職してからは視聴者として見る機会がまったくなくなっていたんです。そんななかで『SHIROBAKO』に出会ったわけなんですが……これは何年放送でしたっけ? ――2014年なので、8年前ですね。 斎藤 意外と前の作品なんですね。舞台となっているのがアニメ業

    斎藤敦史③ キャラクターにハマる楽しさを知った『SHIROBAKO』 | Febri
  • 斎藤敦史② 自分の成長がはっきりと感じられた『けいおん!』 | Febri

    インタビュー連載の第2回で取り上げるのは、いまだに熱心なファンも多い青春アニメの名作。大学時代にアニメに目覚めたあと、アニメーターとして働き始めた斎藤を待っていた苦悩。そして現場で感じることができた自分の成長について、たっぷりと語ってもらった。 ――大学卒業後、京都アニメーションに入るわけですが、なぜアニメーターになろうと思ったのでしょう? 斎藤 どうしてそんな決断ができたのか、自分でもよくわからないんです(笑)。じつはそこにもまた、自分にアニメをすすめてくれた友人が出てくるんですよ。その人が京都アニメーションの八田(英明)社長の講演会に行ったことがあって、そのときの話を大学でしてくれたんですね。で、「あの会社はいい会社だと思う」と。それを真に受けて、京都アニメーションを受けよう、と思ったんです。 ――それはまた急展開ですね(笑)。当時の京都アニメーションの採用試験は、どういう感じだったん

    斎藤敦史② 自分の成長がはっきりと感じられた『けいおん!』 | Febri
  • 斎藤敦史① アニメーションの面白さを知った 『マインド・ゲーム』 | Febri

    キャラクターデザインを務める『ラブライブ!スーパースター!!』をはじめ、数々の注目作で腕をふるうアニメーター・斎藤敦史に影響を受けた作品を聞くインタビュー連載。第1回は、アニメに関心を持つきっかけになったという、あのカルト的名作について。 ――斎藤さんが自分から「アニメを見よう」と思ったタイミングはどのあたりになるのでしょう? 斎藤 自分の場合、それがすごく遅くて――もちろん、卓で夕方とか夜の7時頃にやっていたアニメを見る機会はあったんですけど、自分から「見るぞ」と思って、初めて触れたのは20歳くらいなんです。それこそ、大学のときに見た『マインド・ゲーム』がそのうちの一なんですよね。 ――それはかなり遅いですね。他に子供の頃、夢中になっていたものというと……。 斎藤 部活がテニス部だったので、テニスを一生懸命やったり、あとはゲームセンターに通いまくったり。当時は『鉄拳』や『パワースマッ

    斎藤敦史① アニメーションの面白さを知った 『マインド・ゲーム』 | Febri