酒粕を利用した粕酢づくりに挑戦した初代への尊敬を込め、代々の当主が「又左衛門」を襲名するなど、何より伝統を重んじてきた創業家にとって婿殿の“反乱”は想定外だったのかもしれない。「味ぽん」で有名な老舗食品メーカー「ミツカン」のオーナー一族に浮上したお家騒動とは──。 「今回の判決は到底納得できるものではなく、控訴して徹底的に戦います」。2月10日、記者会見でこう語ったのは、大手食品メーカー「ミツカン」の創業家一族の元婿養子である中埜大輔氏。創業200年以上の超有名企業で現在、前代未聞のお家騒動が起きているという。 「ミツカンに婿養子として迎えられた大輔氏が、違法なやり方で離婚を強要され、幼い一人息子と引き離されたことで精神的苦痛を受けたとして、慰謝料3000万円を求め、元妻やその家族を訴えていたのです。2019年の提訴から約4年にわたった裁判がこの日判決を迎えたのですが、大輔氏の請求は棄却さ
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