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「たまにはスペシャルな食事をしてみたい」寒気到来の土曜の早朝、魚市場に向かったのは、そんな妻のひと言がきっかけであった。 超高級フレンチ。回らない寿司。いいね。素敵だね。けれども豪華な食事はマネーが必要。私事であるが我が家の経済は苦しい。仕事中の僕の昼食はパン一個、ハムスターのエサ代を捻出するのに一苦労だ。 馬鹿者、何がスペシャルだ、経済がわかっていない妻に事情を汲んでいただこうと「スペシャルもいいけど、何もない、ありふれた食生活こそが実は尊いのだよ。忙しい毎日のなかでついつい忘れてしまいがちだけどね」と寂しげな笑顔で言ってみたものの「じゃあ、決まり」と妻はまるで聞く耳持たず。こうして経済とスペシャルの狭間で苦悩し、考え抜いたのが魚市場なのだ。 目的地は湘南の端っこ、小田原魚市場。僕は年に数回ほど卸売市場に足を運ぶ。仕事だ。築地のような巨大な中央卸売市場も楽しいが、地方卸売市場も負けず劣ら
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