iPhone6の発売に伴い、携帯キャリア各社は激しいつばぜり合いを繰り広げているが、「アップルの手のひらの上で踊らされているだけ」と冷めた声も多く聞かれる。そんなアップルにも手詰まり感が表れている。 携帯電話業界はここ数年来、9月下旬の時期にピリピリした独特の雰囲気に包まれる。毎年この時期に、「iPhone」の新製品が発売されるからだ。 MM総研の調べによると、2013年度に国内で出荷された携帯電話端末の総数3941万台のうち、実に4割弱の1443万台がiPhoneである。携帯各社にとって、新iPhoneをいかに売るのかが、その年の販売戦略の最重点課題となるわけだ。その背景には、アップルがキャリア各社に課した重い販売ノルマがあるとも言われる。 端末で差別化できない携帯各社は、必然的にiPhone向けの特別料金プランやキャンペーン、さらにはネットワークのアピールなどで激しく競い合う。 そんな
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