アップルの時価総額は2兆ドル(約210兆円)に上り、国別GDPランキングに当てはめればイタリアとブラジルに挟まれた第9位に相当する。時価総額は市場価格の指標だが、現金及び現金同等物からは会社が実際に動かせる資金量が分かる。最新の財務諸表によると、アップルの現金及び現金同等物は1909億ドル(約19兆8000億円)で、国別GDPランキングの第56位に相当する。 アップルが保有する資産は国家に匹敵すると言っても過言ではない。ところが他の大手テック企業と異なり、アップルは豊富な資金があるにも関わらず、これまで大規模な買収を行わなかった。その控えめな買収戦略にはどのようなロジックがあるのだろうか。アップルの買収戦略に見られる3つの特徴を以下に挙げる。 ーーー 国家並みの資産を誇るアップル、控えめな買収戦略の背後にあるロジックとは(一) ーーー 次にアップルの控えめな買収戦略の背後にある3つのポイン
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