yebo blogによると、Mac OS X 10.7 Lionでは、一般ユーザーでもshadow化されたユーザーのパスワードにアクセスできてしまうそうだ。 shadow化というのは、ハッシュ化されたパスワードを特権ユーザー以外には見えないようにすることで保護する仕組み。Mac OS XではLinuxなどのように/etc/shadowファイルにハッシュを保存するのではなく、ディレクトリサービスのデータベース内に保存されているのだが、一般ユーザーでもディレクトリサービスにアクセスするコマンド(dscl)を使ってパスワードのハッシュを読むことができるとのこと。10.6以前では一般ユーザーではアクセスできなかったが、10.7でこのように変更されたそうだ。 パスワードが直接閲覧できるわけではないが、ハッシュを読まれてしまうと総当たり攻撃などによってパスワードを解読されてしまう可能性がある。