インタビュー MWC 2012 - Qualcomm担当者に聞く、次世代プロセッサコア「Krait」とは? Qualcomm社のSnapdragonシリーズに含まれるCPUコアは、同社が独自開発したものだ。命令セットやレジスタなどのソフトウェアから見える「アーキテクチャ」は、ARMv7に準拠したARM系プロセッサ。多くの半導体メーカーのARM系プロセッサは、ARM社のマイクロアーキテクチャ設計であるCortex-Aシリーズを購入し、これを自社プロセスなどに適合させる。 ARM社のマイクロアーキテクチャを購入すれば設計期間を短縮できるものの、同じ設計を買う他社との大きな差別化は、すくなくとも「CPUコア」部分に関しては難しい。逆にQualcommのように独自設計を行えば、高速なプロセッサなどを開発することができるものの、設計に非常に時間がかかる。 多くの半導体メーカーは、SoC(System