「何をするか」ではなく「なぜそれをするのか」 「会社から『今期の売上は必達!』との厳命があった。自分は必死でがんばっているが、部下が同じ意識で動いてくれない」 この悩みは、私がコーチングをしている上司のほぼ全員が抱えるものです。百戦錬磨の経営者から新人マネージャーまで、すべての方々が一度はこの悩みを抱えたことでしょう。 「アメとムチ」型のリーダーシップが十分に力を発揮する組織ならば、「会社からの厳命だから」のひと言で、部下の行動をある程度促すことができるでしょう。しかし、ハラスメントへの意識が高まっている昨今では、ひと昔前と比べて「アメとムチ」型のリーダーシップが発揮しづらくなっています。 そもそもなぜ、部下たちは動いてくれないのでしょうか。 その理由は意外とシンプルです。リーダーが「何をするか(「今期の売上目標を必達する」)」を伝えるだけで、「なぜするのか(「私たちが売上目標の必達を目指