上海市にある文廟の入り口近くにある雑誌スタンド。並んでいるネタが、日本とほとんど同じと言えるところまで来ていることがわかる。中央右側に並ぶ「桌游」は、桌上游戏の略でボードゲームの意味だが、絵が萌えている……。 中国・上海の文廟(孔子を祀る祠)周辺の商店街に、マンガやアニメ好きの若い子たちが集まるというので訪ねてみた。上海アンドロイドの会の中尾貴光(@osschina)さんに、オタクスポットはないですかねと聞いて教えてもらったのだ。上海ナビにも、「女子中高生とアキバ系男子が集う異色の下町をぐるり。上海っ子の流行が分かる街『文廟』を散歩しました」なんて記事がある。 アジアの街々には、中野ブロードウェイのようなコンテンツ雑居ビルとでもいうべきものがいくつもある。香港なら信和中心や東方188、台北なら萬年商業大楼というビルがあまりにも有名だ。わたしが香港や台湾に足繁く通うようになったのは1990年