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ブックマーク / techvisor.jp (25)

  • 【再修正】Appleの特許事務所のポカについて(Was:米国特許庁の大ポカについて(Was:Appleの特許事務所の大ポカについて)) | 栗原潔のIT弁理士日記

    【再修正】Appleの特許事務所のポカについて(Was:米国特許庁の大ポカについて(Was:Appleの特許事務所の大ポカについて)) 再追記:すみません、追記が続いてわかりにくくなってます。Appleの特許事務所大ポカ→特許事務所に落ち度はない、USPTO大ポカ→いややっぱり特許事務所のポカ(イマココ)です。 iPhone Maniaの記事に載っていた記事(元記事はPatently Apple)で、BAE Systemsという軍事車両メーカーの特許が、なぜかAppleの特許として登録されていた件のフォローです。これらの記事だとAppleの特許事務所が出願人を間違えて出願したという書きっぷりですがそのようなことはありません。 審査資料を追ったところ、出願時点からずっとBAEという正しい出願人だったのですが、最後の最後に今年の7月7日付の特許料納付のフォームで「特許証に掲載したい名前」の欄に

    【再修正】Appleの特許事務所のポカについて(Was:米国特許庁の大ポカについて(Was:Appleの特許事務所の大ポカについて)) | 栗原潔のIT弁理士日記
  • Appleが中国でiPhone登録商標の奪還に失敗 | 栗原潔のIT弁理士日記

    「”iphone”革製品に商標権侵害ない、中国裁判所アップルの訴え退ける」というニュースがありました。中国のメーカー新通天地が所有する革製品等を指定商品とするIPHONEの登録商標を無効にするAppleの訴えが棄却されたという話です。ゆえに、記事タイトルの「”iphone”革製品に商標権侵害ない」は不正確で、「”iphone”革製品の商標登録は有効」とすべきです。 中国の裁判資料を読むのはちょっとつらいので、中国商標局のデータベースおよび他の様々な報道からの情報を総合すると以下のような経緯と思われます。 2006年頃:Apple中国iPhoneの商標登録出願(ただし、皮革製品は指定せず) 2007年7月:Appleが米国でiPhoneを発表 2007年9月:新通天地社が中国IPHONEの商標登録出願(皮革製品を指定) 2009年:Apple中国iPhone販売開始 2014年:新

    Appleが中国でiPhone登録商標の奪還に失敗 | 栗原潔のIT弁理士日記
  • Appleのリア充向けイヤホン特許について | 栗原潔のIT弁理士日記

    6月2日に、Appleが” Earphones with cable orientation sensors”という米国特許を取得しました(単なる公開ではなく権利化です)。特許番号は9,049,508です(まだ、Google Patent Searchに載っていないのでUSPTOサイトへのリンクを貼りました)。 この特許技術の主な目的はステレオイヤホンを片方ずつ2人で聴いている状態を検知して自動的にステレオモードからモノラルモードに切り替えるというものです。 使用イメージを説明するのにぴったりのCreative Commonsライセンスの写真素材があったので貼っておきます。まさに「リア充」向けの発明と言えましょう。 SCA Svenska Cellulosa Aktiebolaget 2人で聴かれている状態の検知方法としてイヤホンのケーブルが左右に分かれる部分の角度を圧力センサー等で計測し

    Appleのリア充向けイヤホン特許について | 栗原潔のIT弁理士日記
    sotokichi
    sotokichi 2015/06/05
    そこはかとなく漂う怨念テイスト。
  • Googleの「性格ダウンロード特許」について | 栗原潔のIT弁理士日記

    「故人を“再生”できる…「性格」ダウンロード技術グーグルが特許」なんてニュースがありました。 人格データをクラウドからダウンロードしてロボットに吹き込むことによって、亡くなった親族や有名人の「性格」を持つロボットが身近な存在になる と記事には書いてあります。SF映画によくある設定みたいですね。自分は鉄腕アトムにおける天馬博士とトビオのエピソードを思い出してしまいました(ちょっと古い?) 問題の特許は米国特許8,996,429(’”Methods and systems for robot personality development”「ロボットのパーソナリティを構築する方法とシステム」)です。登録日は2015年3月31日、出願日は2012年4月30日(優先日は2011年5月6日)です。念のため書いておくと単なる出願公開ではなく、権利が発生しています。なお、なぜか一部海外メディアでは特許

    Googleの「性格ダウンロード特許」について | 栗原潔のIT弁理士日記
  • Apple Watchのゴールド素材まで特許化しようとするアップルのパラノイドぷりについて | 栗原潔のIT弁理士日記

    先日発表されたApple Watch、比較的安価なバージョンからApple Watch Editionと呼ばれる大変高価な(70万円以上)までがラインナップされています。中身は同じで外装の素材だけ変えたバリエーションを出すというのは、アップルがスマートウォッチを単なる携帯情報機器としてだけでなく、ファッション製品としてもとらえているということでしょう。 しかし、アップルは単に側(がわ)を金にするだけで値段を上げるというような会社ではありませんでした。しっかりその金素材でイノベーションを行ない、特許を取得しようとしています(しかも取得できる可能性は高いです)。 Gizmodo等の観測記事で、Apple Watch Editionで使われる金素材は特許を取っているらしいと書いてあったのを読んだ時は、特許化された素材をどこかのサプライヤーから調達したのかと思ったのですが、なんとアップル自らが出願

    Apple Watchのゴールド素材まで特許化しようとするアップルのパラノイドぷりについて | 栗原潔のIT弁理士日記
    sotokichi
    sotokichi 2015/03/11
    ライセンス結べば真似できるのでは?世界中のライバル達がAppleに注視し、何か画期的なことがあれば似た様な方法で競合してくる現状では当然のこと。
  • Appleの「蓮センサー」特許について | 栗原潔のIT弁理士日記

    米国時間の11月18日にアップルが興味深い特許を取得しました(米国特許番号8,892,162)(まだGoogle Patentsに載ってないのでUSPTOへのリンクを貼りました、USPTOのサイトは図面を見るのがめんどくさいので、概要を原文で見たい方はGoogle Patents上の公開公報の方を見てください(ただし、クレームは補正が入ってますのでご注意ください))。 この特許のポイントはスマホの筐体全面に多数の圧力センサーを設けることにあります。ちょっと「蓮コラ写真」ぽいので勝手に「蓮センサー」特許と呼んでみます。 これとは別にアクチュエーターが内蔵されており、アクチュエーターの振動が各センサーにどのように伝わるかによって、今スマホがどのような状態にあるか(たとえば、テーブルなどの堅い表面上に置かれているか、手で持たれているか、ポケットやカバンの中にあるか)を判断できます。これによって、

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  • アップルを訴えた島野製作所が武器にした特許とは | 栗原潔のIT弁理士日記

    ダイヤモンド・オンラインに「日の中小企業が訴えたアップルの“横暴”の内幕」なんて記事が載っています。 アップル製品のコネクタ(MagSafe等)のピン部分のサプライヤーである島野製作所(自転車部品・釣り具メーカーのシマノとは別の会社です)が、アップルを独占禁止法と特許法違反に基づき訴えたという話です。アップル側による、「合意」を無視した発注量激減、別のサプライヤーへの技術流出、不当なリベート要求等に業を煮やしての訴訟だそうです。 ここでは、契約違反や独占禁止法上の問題だけではなく特許権の侵害も争点になっていることがポイントです。島野側は、「特許権侵害の対象であるアップル製品の電源アダプタと、それが同梱されているノートパソコン、MacBook ProとMacBook Airの日での販売差し止め」を請求したそうです。もちろん、差し止めが最終目標ではなく、特許権による差し止めを武器に交渉を有

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  • Apple WatchはなぜiWatchではなかったのか? | 栗原潔のIT弁理士日記

    ようやく「かつてiWatchと呼ばれたスマートウォッチ」であるApple Watchが発表になりましたね。 (出典:Appleウェブサイト) 機能面は別として、工業デザイン面で言うと、Appleの特許公報で開示されていたベルトも含めた全面フレキシブル・ディスプレイというデザイン(ブログの関連過去記事)や今年1月に公開されたTodd Hamilton氏による勝手予想デザイン(下写真)等で期待度が上がりまくっていたためちょっと残念な感じでした。 さらに言えば、丸形文字盤や曲面ディスプレイを採用しているAndroid系のスマートウォッチと比較しても工業デザインとしては一歩後退している感じがします。 まあ、実物を見て、使ってみると印象も変わるのかもしれませんが。 もうひとつの意外な点は、名称が今まで当然と考えられていたiWatchではなかったことです。iWatch商標についてはジャマイカに先に出

    Apple WatchはなぜiWatchではなかったのか? | 栗原潔のIT弁理士日記
  • 著作権保護期間の延長と「ガーシュインショック」について | 栗原潔のIT弁理士日記

    TPP交渉の一環として著作権の保護期間が著作者死後70年に延長される可能性が高そうです(参照記事)。最終的にどのように確定するかはわからないのですが、既に著作権切れになっている著作物に適用されるのか、日の特殊事情である戦時加算がどうなるのか気になります(追記:日では今まで著作権切れになった著作物が保護期間の延長により著作権を回復したことはないですが、世界的にはそうでないケースもありますし(たとえば、欧州連合の指令等)、今回は国際的な交渉事なのでどのような条件を飲まされるかわかりません)。 仮に既にパブリックドメイン(PD)になっている著作物にも遡及適用されることになると、青空文庫で公開されているPDの文学作品が公開不可になってしまうのが問題と考える人も多いと思います。 ここでは、自分の関心分野であるジャズ関係の楽曲について考えてみます。 ジャズ系で今でもよく演奏されるスタンダードナンバ

    著作権保護期間の延長と「ガーシュインショック」について | 栗原潔のIT弁理士日記
  • AppleのiPhoneカメラ交換レンズ特許について | 栗原潔のIT弁理士日記

    iPhone Maniaというサイトに「次世代iPhoneのレンズは交換可能になる?」という記事が載ってます(元ネタはCult of Macというサイトです)。 次世代iPhoneのカメラレンズは、交換可能なオロクリップのようなレンズになる可能性があることが、4月1日に米国特許商標局が公開した特許から明らかになりました。 と書いてあるんですが、当該特許(Bayonet attachment mechanisms)(US8687299)(新しすぎてGoogle Patentsにはまだ載ってないようなのでUSPTOへのリンクとなります)は、単なる公開ではなくて登録されて権利が発生しています。非知財系サイトが、特許出願が公開されただけなのに「特許を取得」と書いてしまう間違いはよくありますが、その逆は珍しいですね。 さて、特許は、レンズ交換式カメラで一般的なバヨネット式(数の爪で回転ロックする

    AppleのiPhoneカメラ交換レンズ特許について | 栗原潔のIT弁理士日記
  • 高い金で買ったMotorolaの特許が無駄になりそうでGoogle涙目(たぶん) | 栗原潔のIT弁理士日記

    Googleが、2012年に125億ドルという大金でMotorola Mobilityを買収した目的がその特許ポートフォリオの獲得にあったことはLarry Page自身が認めているところです。Motorola Mobilityの特許資産は約24,000件(うち、7,000件は審査中)という数としては厖大なものでした。 この特許ポートフォリオによって、AppleMicrosoftからの特許攻撃への反撃の武器とするというのがGoogleの思惑だったわけですが、少なくとも現時点ではGoogleにとって残念な状況であると言わざるを得ません。 特に、最近の出来事でGoogleにとってダメージが大きかったのが、Microsoftに対するMotorola由来の標準必須特許(H.264とWiFi関係)に基づいたGoogleの高額なライセンス料要求(年間40億ドル)を認めず、FRAND(公平、合理的、非差

    高い金で買ったMotorolaの特許が無駄になりそうでGoogle涙目(たぶん) | 栗原潔のIT弁理士日記
  • Apple対Samsung裁判でまたAppleに有利な判決 | 栗原潔のIT弁理士日記

    もう一般の人はそろそろ飽きているのではないかと思います(もちろん当事者にとっては大変な話です)が、Apple対Samsungの特許訴訟(北カリフォルニア地裁の2回目)で、またAppleに有利な略式判決(最終判決の前の暫定的判決)が言い渡されました(参照記事(CNET)「サムスン、アップルのオートコンプリート関連特許を侵害–米裁判所が認める」)。 まず、Appleの米国特許8074172(Method, system, and graphical user interface for providing word recommendations: 単語の推奨を行なう方法、システム、および、グラフィカルユーザーインターフェース)をサムスン製品が侵害していると判断されました。通称「オートコンプリート特許」、iOSデバイスでの英文入力で使われる入力補助方式に関する特許です(今は仕様が変わってこうい

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  • 【速報】グーグルがモトローラ事業をレノボに売却(特許資産はキープ) | 栗原潔のIT弁理士日記

    レノボがIBMのPCサーバ事業をを買収したと思ったら、今度はグーグルからモトローラ事業を買収です(参照記事)。グーグルは2011年にモトローラ事業を1兆円(今のレートだと1.2兆円)で買って3000億円で手放したことになります。 しかし、グーグルは携帯電話事業は手放しても特許ポートフォリオの大部分は維持するようです(参照記事)。約24,000件の特許資産のうち、レノボにも約2000件の特許権が譲渡されるようです。おそらく、携帯電話の製造等に直接関わる特許権(レノボにとっては必須だがグーグルは持っていてもしょうがない特許)なのではないかと推測します。また、商標権もレノボに譲渡されるようですがこれも当然です。 グーグルとしてはモトローラ買収のもともとの目的が特許資産の入手だったので今回の売却も想定内の行動だったのではないかと思います(TechCrunchの記事によるとずっと売りたかったけど税法

    【速報】グーグルがモトローラ事業をレノボに売却(特許資産はキープ) | 栗原潔のIT弁理士日記
  • 【速報】「自炊代行」は著作権侵害との地裁判決 | 栗原潔のIT弁理士日記

    東京地裁において、浅田次郎氏などの作家7名がスキャン代行業者を著作権侵害で訴えていたいわゆる「自炊代行」裁判の判決が出ました(共同通信、日経)。著作権侵害が認定され、2業者に差し止めと計140万円の賠償を命じられたそうです。 個人的感想を言えば「残念」ではありますが、今の日の著作権法の規定ではしょうがないと言えます。 ここで、まず、前提と事実関係をもう一度整理しておきましょう。 「自炊」とは手持ちのをスキャンして電子化してタブレット等で読めるようにする行為の俗称です(もともとは隠語だったのに今は一般メディアでも使われる言葉になってしまいました。) 自分でスキャンして自分で読む「自炊」行為自体は合法です。根拠は著作権法30条(私的使用目的複製)です。(下線強調は栗原) 第三十条 著作権の目的となつている著作物(以下この款において単に「著作物」という。)は、個人的に又は家庭内その他これに準

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  • 【速報】日本人個人発明家がアップルから3億円ゲット | 栗原潔のIT弁理士日記

    読売新聞に「アップルが特許権侵害、日人男性へ賠償命じる」なんて記事が載ってます。 「iPod(アイポッド)」のリング状の操作ボタンを巡り、米アップルが特許権を侵害しているとして、発明家の日人の男性側がアップル日法人に100億円の損害賠償を求めた訴訟で、東京地裁(高野輝久裁判長)は26日、同社による特許権侵害を認め、約3億3600万円賠償を命じる判決を言い渡した。 同じニュースに関するスポニチの記事では発明者の名前も載っていたので、発明者名で検索すると。当該特許は特許番号3852854号の「接触操作型入力装置およびその電子部品」だと思われます。中味を見たい方はIPDLで「特許・実用新案検索」→「特許・実用新案広報DB」→文献種別にB、文献番号に3852854を入れて検索、で見られます(固定リンクががが)。 巨額の賠償金判決が出る米国の特許訴訟とは異なり、日の特許訴訟は和解で終わったり

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  • 【速報】アップルのLightningコネクタの特許が登録されそうです | 栗原潔のIT弁理士日記

    iOS7のアップデートに伴いアップルの独自コネクタLightningの非正規互換製品が使用できなくなったようです(MacRumorの参考記事)。今のところは警告ダイアログが出るだけのようですが、アップルの判断でいつか当に使えなくなるかもしれません。 Lightningに認証機能が入っているというのはiPhone5の発売当初から知られていました。非正規品には認証機能をバイパスする仕組みが入っていたのがiOS7でそのバイパス機能が無効にされたようです(MacRumorの記事によると中国の非正規品メーカーがiOS7でも動作する互換品を作ると豪語しています)。 さて、当然ながら、特許出願されているであろうと調べてみると、Apple Insiderの記事(Apple’s Lightning connector detailed in extensive new patent filings)が見つ

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  • グーグルとオラクル:邪悪なのはどっちか? | 栗原潔のIT弁理士日記

    「『グーグルCEOの行為は”邪悪”だった』:オラクルCEOエリソン氏、L・ペイジ氏を語る」なんて記事がCNETに出ています。エリソン氏がインタビューにおいて、グーグルに対する知財訴訟におけるその企業姿勢について、グーグルの企業モットーである”Don’t be Evil”を引き合いに出して批判したというお話であります。 オラクル対グーグルの裁判は、アップル対サムスン裁判の陰に隠れて目立たなくなっている感もあるので、現状どうなっているかをここで簡単にまとめておきましょう(参考資料:WikipediaOracle v. Googleのエントリー等)。 この訴訟は、オラクルが、買収したサンマイクロシステムズのJava関連の著作権と特許権をAndroidが侵害しているということで、2010年7月に北カリフォルニア連邦地裁でグーグルを訴えたことに始まります。 まず、特許権の方ですが、米国特許6061

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  • iPhoneのソフトキーボードが思ったよりかしこかった件(特許取得済) | 栗原潔のIT弁理士日記

    別件の調べ物をしていて、ソシオメディアという会社の大変興味深い記事「iPhone の当たり判定を検証した」を見つけました。iPhoneでタッチを認識するエリア(ヒット領域)が実際にどのようなサイズになっているのかを検証しています。 iPhoneの小さい画面で指先による操作を容易にするためにアップルはいろいろな工夫をしています。たとえば、ボタンを押しやすくするために、実際のボタンの画像よりもヒット領域を大きく取っているようです。ここまでは当たり前だと思うのですが、興味深いのはテキスト入力時に画面に表われるソフトキーボードです。 各キーのヒット領域をそれまでの入力に合せて動的に変化させているようです。たとえば、WORLまで入力したとすると次に入力される可能性が最も高いキーはDになるわけですが、この場合には、Dのキーのヒット領域が大きくなるような調整を動的に行なっているようです(画像はソシオメデ

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  • 【速報】アップルが日本でiWatchを商標登録出願 | 栗原潔のIT弁理士日記

    だいぶ前から話題になっているアップルのスマートウォッチ(通称iWatch)(特許間連のブログ記事はこちら)ですが、日においてiWatchがアップル米国社により指定商品9類(コンピュータ関係)と14類(時計関係)で商標登録出願されている(出願日6月3日)ことがつい先ほどわかりました(商願2013-42097)。 しかし、既に今年の1月から3月にかけてアメリカの個人を出願人とした商願2013-6172(9類)と商願2013-9100(38類(通信サービス))として、また、日の法人を出願人とした商願2013-16972(9類と38類)として、iWatchが商標登録出願されています。 海外商標を不正の目的で出願した場合には拒絶になるのですが、iWatchはまだ商品として世の中に出ているわけではないので拒絶にするのは厳しいかもしれません。14類(時計関係)の指定商品はアップルが確保できそうです

    【速報】アップルが日本でiWatchを商標登録出願 | 栗原潔のIT弁理士日記
  • Androidにおけるバウンスバック特許回避法について | 栗原潔のIT弁理士日記

    一昨日のエントリーで、現行のAndroid製品が独自のUIによってバウンスバック特許を回避していると書きました。写真は手持ちのNexus 7なんですが、他のAndroid 4.2製品も同様だと思います(別のUIを使っているデバイスをご存じの方は教えてください)。青いシャドーを使ってページが傾くような表示を行なうことで最終ページであること(もうこれ以上スクロールできないこと)が示されています。 ちょっとコアな話になってしまいますが、特許制度の入門編としてなぜこのようなUIを採用することでアップルのバウンスバック特許を回避できるのかを見てみましょう。 特許権の範囲は、クレーム(請求の範囲)と呼ばれる書類の記載で決まります。通常、ひとつの登録特許には複数のクレームが記載されていますが、そのそれぞれに独立した特許権があります。そして、侵害するかしないかの判断は、原則的にクレームに書いてある構成要素

    Androidにおけるバウンスバック特許回避法について | 栗原潔のIT弁理士日記