ソニーは23日、2014年4~12月の決算が、予定通りにできなくなったと発表した。米国の映画子会社がサイバー攻撃を受けたことで経理システムも使えなくなり、必要な作業ができないためだという。サイバー攻撃が業績に与える影響は軽いとしている。 2月4日に予定していた決算発表を延期する。そのかわり、映画事業については見通しの数字を使った、仮の業績発表を同日、行うという。また、金融庁に出す四半期報告書も2月16日の期限に間に合わないため、期限を3月末まで延ばして欲しいと届け出た。 子会社は昨年11月、公開予定の映画の内容に反発する北朝鮮からとみられるサイバー攻撃を受けた。社内のサーバーが止まり、パソコンが使えなくなった。復旧は早くても2月上旬になるという。(高木真也)