自分とは違うものに触れることで、他者への共感性・思いやりを高められることがあります。地球上には人間だけでなく、たくさんの生き物が住んでいて、それぞれがいろんな想いを持って生きている。そういったことを、読書は楽しみつつも自然に教えてくれるものでもあります。これらの物語は、動物好きの子どもにもそうでない子にも、小さな隣人たちを身近で親しいものと感じさせてくれるでしょう。 1.心があたたかくなる子ぎつねの話 手ぶくろを買いに(偕成社 日本の童話名作選) 新美南吉の作品は『ごんぎつね』が有名ですが、同じくきつねを扱ったこちらも名作です。 ある雪の日、かじかんだ手を温めるための手ぶくろを買いに、子ぎつねは人間のお店へと向かいます。 子ぎつねがそこで手に入れた温もりは、母ぎつねの言葉とともに、読者の心にもじんわりと伝わります。 2.2ひきのうさぎの愛らしい物語 しろいうさぎとくろいうさぎ しろいうさぎ
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