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2006年8月8日のブックマーク (6件)

  • メディア・パブ: 新聞社系ニュースサイトの救世主?,Yahoo NewsやDiggに対抗する武器を提供

    米新聞社系のニュースサイトにとって,Yahoo NewsやGoogle Newsに代表されるニュースアグリゲーターは,音を言えば,台頭して欲しくなかった。煙たい存在なのだ。さらに最近では,Diggのような参加型が相次ぎ参入し,スゴイ勢いで成長している。ニュースサイトへのアクセス数で,ニュースアグリゲーターのシェアがじわじわ広がっている。つまり,新聞社系サイトが浸されているのだ。 米新聞社はこぞってプリント(新聞紙)部門が厳しくなってきており,これからはオンライン部門に大きく依存しなければ生きていけない状況に追い込まれている。そこに,成長続けるニュースアグリゲーターが立ちふさがっているのだ。ところが悔しいことに,米新聞社ニュースサイトは今や,ニュースアグリゲーターからのトラフィックを無視できなくなっている。渋々,共存路線を歩んでいるのが現状である。 このような状況になったのは,新聞社の自

  • メディア・パブ: Googleが60%と独走,米国の検索回数調査より

    Googleが独走へ。Hitwiseの調査によると,米国の検索回数シェアでGoogleが60%を超えた。 Hitwiseは,トップ57の検索エンジンを対象に,7月29日までの4週間,検索回数を測定した。その結果のシェアは次の通りである。 www.google.com:60.2% search.yahoo.com:22.5% search.msn.com:11.8% その他:5.5% 1ヶ月前のシェアと比べると,Googleは59.3%から60.2%と拡大,米国ではGoogleが完全に独走態勢に入ったと言える。Yahooも22.0%から22.0%とアップしたが,MSNは12.1%から11.8%へとダウンした。やはり会社の勢いとも連動している。 もう一つ,トレンドとして明確になってきたのは,トップ3の寡占化が進んでいることだ。ビッグ3以外の全検索エンジンのシェアはわずか5.5%と縮小している。

  • メディア・パブ: Googleがついに,メディア会社にコンテンツ料を支払う

    Googleのビジネスモデルの大原則が崩れるかもしれない。 Google SearchやGoogle Newsに見られるように,Googleのビジネスはネット上のコンテンツを無料で使うのが原則であった。つまり,事実上無限大のコンテンツをタダで使わせてもらうのを前提にしたビジネスモデルであったのだ。 ところがついに,GoogleはAP通信社(the Associated Press)にコンテンツ代を支払うことした。両社間で契約された料金などの内容は明らかでない。ただ,Googleがメディア会社にコンテンツ代を払うとなると,たとえばGoogle Newsで勝手に利用されている4500以上のコンテンツオーナーの中には,黙っていないメディア会社が出てくるだろう。特に,提訴しているAFPは強くコンテンツ代を要求してくるはず。 こうした流れが強くなるのを恐れてか,GoogleがAPに支払うコンテンツ代

  • メディア・パブ: 新聞社系ニュースサイトをWeb2.0風に変身させる試み

    先週末のエントリーで,米Informが「新聞社サイトを一気に開放的なサイトに変身させる」サービスを提供していることを伝えた。ここでは,そのInformサービスをいち早く採用したThe OklahomanのNewsOK.com の例を眺めてみる。 新聞社サイトの適応例の話に入る前に,Informサービスそのものを見ておこう。Informは,Google NewsやTopix.netと同種のニュースアグリゲーターである。ただ,前にも述べたように,Informは主要顧客をメディアサイトに変えてきている。そこでメディアサイトの厳しいニーズに応えるために,従来のニュースアグリゲーターを超えたサービスを開発してきたという。 クローラで収集するコンテンツは,ニュースサイトのテキストベース記事だけではない。ブログエントリーとか,さらにビデオコンテンツやオーディオコンテンツも収集対象とした。検索エンジンの出

  • メディア・パブ: WSJやUSA Todayも,パーソナライズドページを立ち上げ

    NYTimes.comに続いて,WSJ(Wall Street Jounal)とUSA Todayもパーソナライズド・ページ・サービスを開始した。米国の有力新聞社サイトが揃って,パーソナライズド・ページを始めたことになる。 先日のエントリーでも紹介したように,米国の新聞社サイトはWeb2.0風に開放路線に乗り換え始めている。自社サイト内に読者を閉じ込めるのではなくて,読者のニーズに応じて競合サイトにも誘導するようになってきた。パーソナライズド・ページ・サービスもその開放路線に沿ったものである。ユーザーは競合サイトのコンテンツ(見出しと要約)もパーソナライズド・ページに取り込むことができるのだ。また任意のRSSフィードも取り込むことも可能だ。つまり,RSSリーダー機能も備えている。 WSJのパーソナライズド・ページは有料読者しか利用できないので,残念ながら閲覧できなかった。Flickrに掲載

  • [書評]もう一つの鎖国―日本は世界で孤立する (カレル・ヴァン ウォルフレン): 極東ブログ

    私はカレル・ヴァン ウォルフレンについて「日 権力構造の謎」(参照上・下)以来の愛読者で考えてみればもう十五年以上にもなる。当時の空気を思い出すと、市民派の新しい理念の可能性を秘めながら、改憲や差別問題にも屈しない姿はすがすがしく思えたし、小沢一郎を明確に支持したのもスジが通っていた。彼は日史・東洋史についての知識は乏しいものの、逆に欧米人の考え方の根幹のようなものをくっきりと見せてくれた。彼から私が学んだ最大のことは、市民と社会が敵対するとき国家が市民を守らなければならないということで、それまで私は吉隆明風に国家という共同幻想は曲線を描きながら死滅することを理念とすべきだと思っていた。が、まさにその曲線の部分で自分なりに西洋の考えかた特にルソーの一般意志論などを考えなおした。今思うと九〇年代だなと思うし、三十代の尻尾で自分もぶいぶいしていたと思う。 ウォルフレンについての私の違和感