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世界にはいろんなひとがいる。いいやつも悪いやつもいる。愛も暴力もある。それを知るのが文学を読むとか映画を見るとかいう経験で、それが人文知なるものの原点だと思っていたぼくからすれば、世界を善悪で分けることに忙しい最近の人文学はもはやまったく人文的に見えません。
そういえばこのあいだの小林さん三浦さんとの対談で言ったのだけど、いまはセレブな富裕層でITでグローバルな人々こそがリベラルでヴィーガンで多様性と弱者の味方なのに、搾取されている一般大衆こそが保守的で強権的な政治家を求めナショナリストだという逆転が起きていると言われている(→)
めっちゃ大前提として日本は第二次大戦でおそろしくひどいことやっているわけで、その事実を歪曲して、いまの中国や韓国はけしからんといってもそりゃ国際的に受け入れられない。いまの中韓を批判したいならむしろ歴史修正主義から脱却すべきだよ。
「彼らには世界の複雑さへの恐れがない。彼らは「とにかく面白ければいい」ならぬ「とにかく正しければいい」という病にかかっている。このように指摘するのはポリコレ疲れでも冷笑でもありません。リアリズムです。」
「命より大事なものがある」というのは危険なイデオロギーなんでやばいというのが20世紀の哲学の基本的な論調だったんだけど、21世紀の哲学は「命より大事なものはない」というイデオロギーも同じくらいヤバイぞというのを言語化してかないといけないんじゃないかな。最近そんなことを考えてます。
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