秋田市の大森山動物園でコクチョウのヒナが誕生し、すくすくと育っている。まだ灰色の産毛に包まれ、親鳥に寄り添って休んだり、池で泳いだり。昨年11月に誕生したヒナは年末の寒波で死んでしまったこともあり、小松守園長らは親鳥がつなごうとしている小さな命を温かく見守っている。 動物園によると、母鳥が卵を産んだのは9月下旬とみられ、今月4日に孵化(ふか)した。7〜8センチだった体長は、現在、十数センチにまで大きくなった。オスかメスかはまだ不明だ。 動物園の通常開園は今月30日まで。1、2月は土日祝日のみ「雪の動物園」としてオープンし、通常開園は来年3月19日から再開される。