藤沢町黄海の岩手サファリパーク(菅野伸夫支配人)で、生まれたばかりのムフロン(ウシ科)の赤ちゃんが母親に寄り添い、愛らしい姿を見せている。 体長30センチほどで、小さな耳とくりくりした目が特徴。16日は約100頭の群れの中で、母親の後をよちよちと歩き、時折じゃれ合っていた。 ムフロンは、野生のヒツジの仲間で地中海沿岸地域が原産。春先と秋が出産のピーク。同サファリパークでは今年に入り12頭が産声を上げた。今後はバイソンやラクダなどが出産を控え、ほかの動物も5〜6月にかけて出産ラッシュを迎える。 菅野支配人は「春になり動物たちも活発になる。かわいい赤ちゃんも待っています」と来園を呼び掛ける。 【写真=母親の前で、顔をこすりつけながらじゃれ合う赤ちゃんムフロン=16日、藤沢町黄海・岩手サファリパーク】