波子の父は人類学者。パプア・ニューギニアから半年振りに帰国した父は、現地から少数民族の酋長の息子コドワを連れて来ていた。 コドワはしばらくの間、日本で波子達と暮らすことになる。 コドワは現代文明の知識を持ちながらも部族の伝統と習慣を守る不思議な少年だった。 波子は、部族の習慣に基づくタブーに戸惑いながらも、徐々に彼と親しくなっていく。 しかし波子の父は、自分の研究のためにタブーを犯そうとしていた。 なぜなら、コドワは波子の父が研究のため、現地の女性に生ませ酋長の養子にした実の息子――波子にとっては異母兄だったのだ。 コドワはタブーを犯した波子の父を制裁し帰国、それを目撃するタブーを犯した波子はコドワに許される代わりマッドメンに憑かれる。 日本で文明を目の当たりにしたコドワは、文明と伝統のどちらを取るべきか悩んだ末、伝統を守ろうとする精霊“大いなる仮面”に従い、 科学文明や文明に味方するオン
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