沖縄県の米軍基地反対運動を扱った番組「ニュース女子」(昨年1月放送)について、「重大な放送倫理違反があった」との意見書を出した放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会は11日、放送した東京メトロポリタンテレビジョン(TOKYO MX)から先月提出された再発防止策を公表した。MXは同2月に自社サイトで「放送法及び放送基準に沿った制作内容」とした見解を取り消し、「注意と配慮を欠いたため、諸方面から批判を受けるような内容の放送をした」と認めた。 MXは検証委から問題があると指摘された番組の考査について、以前類似した内容を放送した際にクレームがなかったことなどから「特段指摘事項はなし」と判断したと説明。「情報バラエティー」という番組分類を前提にしたため「考査の方法や判断が甘かった」とした。さらに番組名は「報道番組を想起させ、番組で扱った事象は一つ一つより踏み込んだ裏付けが必要だった」と