県、「医療通訳」プロ養成へ 在住外国人と病院の橋渡し 2012年02月07日10:15 ◆新年度予算案に研修費計上 県は新年度、日本語がよく理解できない外国人患者が医療機関を受診する際に付き添う「医療通訳」を養成する。在住外国人の高齢化に対応、言葉の壁で受診をためらうことなくスムーズに医療を受けられるようにする狙い。当初予算案に6人の研修経費などを盛り込む。 県国際交流センターも2008(平成20)年度から、県補助を受けて「医療通訳サポーター」を育成。岐阜大医学部の協力を得て、2~3日の日程で医師や患者役の言葉をその場で訳すロールプレイなどで学んでいるが、病院現場での実習はなかった。 新たに養成する医療通訳は研修期間が約3カ月間と長く、実際の患者や医師と向き合い実習を行うのが最大の特徴。あらかじめ座学で医療保険や公費負担制度、守秘義務やプライバシーの尊重といった専門知識も学び、即戦力として