家族の介護などを無償で行う「ケアラー」の現状を知り支援につなげようと、13日、長崎市でシンポジウムが開かれました。 県庁で開かれたシンポジウムには、オンラインと合わせておよそ200人が参加しました。 県は、心や体に不調がある家族や友人などを無償で手助けする「ケアラー」の過度な負担や悩みの解消を目指し、県独自の「ケアラー支援条例」を2023年4月に施行しました。 県が2023年に行った実態調査では、育児と介護、または2人以上の介護などを同時に行う「ダブルケアラー」といった過酷な状況に悩む人がいる現状も浮き彫りになりました。 日本ケアラー連盟 堀越栄子代表理事 「本当に疲れていても“介護は家族がするもの”という考えや、“自分も助けて”と言えなかったりする。(ケアラーの)直接的な支援とケアの必要な人の支援と、両輪ないとケアラー支援は進まない」 参加者(介護支援の仕事) 「(ケアラーが)社会で孤立