ブックマーク / yasugoro-2012.hatenablog.com (8)

  • 『ホモソーシャルな戦争の記憶を越えて ー「満州移民女性」に対する戦時性暴力を事例としてー』 - yasugoro_2012's diary

    ・猪俣祐介『ホモソーシャルな戦争の記憶を越えて ー「満州移民女性」に対する戦時性暴力を事例としてー』(『軍事史学』第51巻 第2号) 単に市井の歴史好きに過ぎない私が、アカデミックな論文をこうして紹介するのは分不相応な気はするが、「慰安婦」問題などの戦時性暴力に興味のある人にとっても必読の論文だと思ったので紹介したい。 この論文は「満州国」へのソ連侵攻後、満州国各地で起こった満州移民女性に対する戦時性暴力について、日社会ではなぜ長い間その記憶が封印されてきたのか、なぜ被害者は戦後50年を経た1990年代後半から重い口を開けるようになったのかという問いを立て、そこには日社会における強固なホモソーシャルなナショナリズムがあったのではないかということを被害者へのインタビューを基に明らかにしている。 この論文を読んだ後、前回のエントリで話題にした「援助交際」について、「援助交際などそれほど重要

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    spy_simon 2017/02/18
  • ならば、はっきり言おう。「活動家は慰安婦問題が飯の種なので解決を望んでいない」は邪推だ。 - yasugoro_2012's diary

    「さしたる根拠は示しませんが、ニセ科学批判者はニセ科学問題が飯の種なので解決を望んでいない」と言ってもいいですか?にapj氏からコメントがあった。 ニセ科学問題によって出費がかさむことはあっても得はしていないですし、業も収入も別にあります。社会貢献の1つと考えて持ち出しでニセ科学対策してますので、ニセ科学が消え去ってくれた方が金銭的には得です。 http://d.hatena.ne.jp/yasugoro_2012/20170112/1484170985#c1484188988 これに対して >apjさん apjさんに言うことではありませんが、元「慰安婦」を支援する支援者にも、同じことが言えるのではないですか? http://d.hatena.ne.jp/yasugoro_2012/20170112/1484170985#c1484189173 と返答したのだが、その後もツイッターで次の

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    spy_simon 2017/01/16
  • 小池百合子氏の外国人参政権反対論について - yasugoro_2012's diary

    この件、誰か書くかなあと思っていたけど、今のところ見かけないので書いておく。 ついでに申し上げますと、私は、地方参政権の外国人への―外国人への地方参政権には反対をしております。地方だからいいと思っているのは、これは大間違いです。与那国島、国境の島、あそこは1700人ほどの人口です。たった100票くらいで当選するんです、町会議員さんが。何らかの意図を持った人たちがどーっと押しかけてきたら、一体どうなりますか。地方自治だからといって、外国人参政権をむやみに与えるのは私は反対でございます。 【都知事選2016】小池ゆりこ候補 街頭演説第一声 書き起こし この与那国島を取り上げた与太話は、『日型排外主義』(樋口直人)で思いっきりネタにされて、批判されている。 日型排外主義―在特会・外国人参政権・東アジア地政学― 作者: 樋口直人出版社/メーカー: 名古屋大学出版会発売日: 2014/02/22

    小池百合子氏の外国人参政権反対論について - yasugoro_2012's diary
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    spy_simon 2017/01/12
  • 「さしたる根拠は示しませんが、ニセ科学批判者はニセ科学問題が飯の種なので解決を望んでいない」と言ってもいいですか? - yasugoro_2012's diary

    はじめに断っておくが、私はそういうことを言いたいわけではないし、言ってはいけないと考えている。しかし、下記のような放言を目にすれば言いたくもなる。 ニセ科学批判に熱心らしいid:locust0138氏がはてなブックマーク - [インタビュー]「日の進歩派メディアですら韓日合意の一方的な報道がひどい」 : 政治 : ハンギョレで残した下記のブックマークコメントについて。 [インタビュー]「日の進歩派メディアですら韓日合意の一方的な報道がひどい」 : 政治 : ハンギョレ 絵に描いたようなクソ記事/活動家は慰安婦問題が飯の種なので解決を望んでいない/「韓国の市民運動はすばらしく」:政府に国家間の約束を破るよう求めることがすばらしいのか/韓国政府も自業自得とは言え気の毒だ2017/01/11 12:47 “活動家は慰安婦問題が飯の種”と言っているが、これを公に主張するには元「慰安婦」の支援活

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    spy_simon 2017/01/12
  • 韓国の米軍慰安婦と日本軍慰安婦制度について - yasugoro_2012's diary

    米軍慰安婦に関する海外の報道と反応 という増田はてなブックマークで ↓誰も言及しないが、この「米軍慰安婦」と「日軍慰安婦」には大きな違いがある。日軍慰安婦制度は自国民(日民族)だけでなく植民地や占領地の女性に売春を強制したという特殊性がある。 http://b.hatena.ne.jp/entry/anond.hatelabo.jp/20140702232542 というブコメをつけたところ、http://anond.hatelabo.jp/20140703140118に反論があったので、私のブコメに対する増田の主張に反駁しておく。 日軍慰安婦制度について、日は植民地支配に対する責任も問われている。 まず、増田の以下の主張。 これは正しい視点ですね。つまり、日軍慰安婦は「自国」と「敵国」で慰安婦制度を利用したということです。 ただ「自国民(日民族)だけでなく植民地」というと

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    spy_simon 2016/10/02
  • 『帝国の慰安婦』(朴裕河)への簡単な感想(追記あり) - yasugoro_2012's diary

    帝国の慰安婦 植民地支配と記憶の闘い 作者: 朴裕河出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2014/11/07メディア: 単行この商品を含むブログ (16件) を見る 書は韓国語版が2013年夏、日語版は昨年12月に出版されている。日語版出版の際には韓国版から構成が変更されているそうだ。元「慰安婦」の多様な証言に耳を澄ますべきだとする筆者の主張や韓国社会への指摘など、日人の読者としても耳を傾けるべき内容はあったと思う。しかし一方で史料の解釈について疑問を感じた点もあり、「慰安婦」・「慰安所」制度についてかじったことのない初学者が入門として読むではないと感じた。少なくとも、吉見義明『従軍慰安婦』のような基書やhttp://fightforjustice.info/などで基的な知識を得た上で読んだほうがよいように思う。 書で筆者は元「慰安婦」のさまざまな異なった証言に耳を

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    spy_simon 2015/02/22
  • 『帝国の慰安婦』(朴裕河)でひっかかった点2 - yasugoro_2012's diary

    先行研究の扱い方における不備 書でも、能川元一氏が熊谷奈緒子『慰安婦問題』についての補足:先行研究の扱い方における不備について 指摘している点がそのまま当てはまると思われる。野戦酒保規定改正等の日軍慰安所の制度的裏付けに触れていない。そのため例えば杉田敦氏の書評のように「戦地への移動手段等を提供した日政府に構造的な責任があることは決して否定できないが…・・・」というように、日軍慰安所制度が業者の主体的な商行為に便宜を与えたものに過ぎないかのような誤解を招いている。しかし日陸軍は1937年9月29日の「陸軍省 陸達第48号「野戦酒保規程改正」」で慰安所を軍の正式の施設として設置できるように制度を改正している。これにより軍は自ら主導権を持って慰安所の設置を実行し、業者が軍の依頼又は命令を実行できるように移動手段等を提供したのであり、例えば、軍は漢口に慰安所を設置する際には福原や松島の

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    spy_simon 2015/02/22
  • 『帝国の慰安婦』(朴裕河)を読んでいて引っかかった点 - yasugoro_2012's diary

    帝国の慰安婦 植民地支配と記憶の闘い 作者: 朴裕河出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2014/11/07メディア: 単行この商品を含むブログ (16件) を見る まだ読了していないので全体に対する感想は別にエントリを立てて述べるとして、読み進めている内にいくつか引っかかった記述の一つを取り急ぎ取り上げたい。 p.94〜p.95 将校や憲兵たちは、兵士の暴力や軽蔑から慰安婦を守る役割をもしていた。慰安所の「規範」でお酒や暴行を禁じていることもその一つだであろう(『政府調査』2ほか)。もちろんそれは次のように、外出を管理する「権力」を持っていたことも示す。しかし、たとえ「二、三ヵ月に一度」程度のものだったとしても(慰安所によってその規定は異なっていたようで慰安婦たちはさまざまに話している)、それは外出や廃業の自由がなかったとするこれまでの考えを翻すものだ。 ここに来てからは時々外出

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    spy_simon 2015/02/22
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