「仁徳天皇陵」として宮内庁が管理する国内最大の前方後円墳を含む、大阪府の「百舌鳥・古市(もず・ふるいち)古墳群」が、世界文化遺産として登録されることがユネスコの世界遺産委員会で決まりました。 新たな世界遺産を決めるユネスコ=国連教育科学文化機関の世界遺産委員会の会議は、カスピ海沿岸のアゼルバイジャンの首都バクーで日本時間の6日午後に再開され、午後5時半すぎに、大阪府の「百舌鳥・古市古墳群」を新たに世界文化遺産として登録することを決めました。 会場で審議の様子を見守ったユネスコ日本政府代表部の山田滝雄大使と大阪府の吉村洋文知事は、ともに登録の決定を喜びました。 「百舌鳥・古市古墳群」は、大阪府の堺市と、羽曳野市、藤井寺市にまたがる、4世紀後半から5世紀後半ごろに造られた、合わせて49基の古墳からなります。 中には、宮内庁が「仁徳天皇陵」として管理し、「大山古墳」とも呼ばれる国内最大の前方後円