ウィルコムが本誌の取材時に見せたデモでは,下りの実効速度が18Mビット/秒以上に達するなど,XGPの能力の高さを実証してみせた(写真1)。 ただ,一足先に2009年2月末から試験サービスを始めたUQコミュニケーションズの「UQ WiMAX」とは対照的に,対象モニターは法人限定。エリアもUQと比較してかなり狭く,山手線内のごく一部になる(表1)。 密集地での実効速度をアピール UQと比べて“限定だらけ”に見える理由は,XGPが採用するマイクロセルの実力を検証するため。検証を優先するために「エリアをあえて絞った」(喜久川政樹社長)という。 セルサイズ(基地局のカバー範囲)が小さいマイクロセルは,一つの基地局が収容する人数が少なく,ユーザー一人当たりの実効速度を最大化できる。同社の上村治・次世代事業推進室長は「都心などの密集地では,実効速度が高いマイクロセルが優位」とみる。そこで今回の試験サービ
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