高画質ポータブルプリンターを可能にするZINKテクノロジ ZINK Imagingがインクを利用しない新たなカラー印刷技術を発表した。携帯して持ち歩けるようなポータブルなプリンターが可能になるという。同社は1月31日から米カリフォルニア州パームデザートで開催されるDEMO 07で同技術のデモを公開する予定だ。 ZINKの印刷プロセスでは、ZINKペーパーと呼ばれる専用の印刷紙を利用する。ZINKペーパーは、赤・青・黄の3種類のイメージング・クリスタル層がポリマー製のオーバーコートとベースにはさみ込まれている。印刷前のクリスタル層は透明で、ZINKペーパーは普通の白い紙と同じ状態だ。印刷ヘッドがZINKペーパーを加熱すると、クリスタル層の結晶がくずれて色が変わる。3層の色の変化は温度や加熱する時間の違いで調節されるそうだ。加熱後、温度が下がってもクリスタル層はアモルファス状態のままで色が定