「食事を毎日、規則正しくとる」「食べ過ぎない」といった健康的な食事スタイルにより、腸内環境は健康になりやすく、概日リズムの調整にも役立つことが、米カリフォルニア大学の研究で明らかになった。 腸内環境は周期的に変化しており、概日リズムを刻む体内時計を助けているという。逆に、好きなときに好きなだけ食べていると、腸内環境のリズムが乱れ、体内時計にも狂いがでて、代謝に悪い影響があらわれる。 腸内環境の健康は体内時計にも影響 人の腸内には500~1,000種類、100兆個と推定される細菌が棲んでいる。この腸内細菌は、健康にさまざまな影響をもたらしており、肥満・糖尿病・大腸がん・動脈硬化症・炎症性腸疾患などとも密接な関係があると考えられている。 米カリフォルニア大学は、食事と摂食パターンがこれらの腸内細菌にどのように影響するか、とくに肥満や2型糖尿病の場合に、宿主の健康にどう影響しているか調査した。